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府民・教職員・学生の共同の力で法人化にストップを

 府職労は11月18日(土)に「府立医科大学・府立大学の法人化を考えるシンポジウム」を開催しました。佐井委員長はあいさつのなかで、「法人化は不採算部門の切り捨てに直結しかねない。教職員・学生・府民の共同の力でこれを許さない運動をすすめたい」と決意を語りました。
 記念講演を行った市橋・名大大学院教授は、国民の教育への信頼が揺らいでいるなかで公立大学の法人化が民営化のための一里塚となってはならないと警鐘を鳴らしました。
 コーディネーターの中島・府立大教授は、国公立大学の法人化が引き起こしている問題点をリアルに指摘しました。
 パネラーの垣田医師は、この間の「医療制度改革」がもたらしている受療権侵害の事態のもとだからこそ、患者・国民のための医療を提供する公的病院の役割が重要であると強調しました。高山弁護士は、法人化と教職員の雇用、労働条件についてふれ、大倉・京都工繊大教授は法人化された大学の現状について報告しました。
 フロアからは「不採算医療は公的病院でこそ担ってほしい」(府内の民間病院関係者)、「いっさいの説明も行われず多くの学生は憤っている」(府立大学生)などの発言がありました。 シンポジウムには、府民120名が参加し改めて法人化にストップをかけようとの決意を固め合う集いとなりました。
 
●講演・市橋克哉名古屋大学大学院教授(要旨)
●シンポディスト・垣田医師
シンポディスト高山弁護士
シンポディスト・大倉工業繊維大学教授


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