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府職労結成60周年 第83回定期大会

 府職労第83回定期大会は10月18日、職場からの支えを得て250名の代議員・傍聴者(執行部を含む)が参加して、京都教育文化センターで開催されました。大会は、日本をさらに危険な方向に導く安倍内閣が誕生し、国民との矛盾がより深刻になる一方、憲法と教育基本法擁護などでの国民の反撃が旺盛にとりくまれるなかでの開催となりました。また、山田「府政改革」のもとで、まともな府政運営を求める声が高まるもとでの開催でもありました。大会では、職場と地域のとりくみをふまえて、「構造改革」にストップをかけ職場と地域での頼れる府職労の建設を求める討論が行われ、たたかう方針を満場一致で採択しました。
 
 職場と地域に見えて頼れる府職労運動の前進へ

 「構造改革」路線を転換し、今こそ、憲法と地方自治を輝かせよう−のメインスローガンを掲げた大会は、2人の議長を選出。議長が「激動の情勢のなか、みなさんの熱い討論で方針確立を」と呼びかけました。
 大会役員の選出の後、あいさつに立った佐井委員長は、「今年は、憲法とともに歩んできた府職労が生まれて60周年。憲法と教育基本法の改悪を阻止するために全力を尽くそう。格差と貧困を広げる『構造改革』へ国民的な反撃を強めよう。そのためにも職場と地域に見えて頼れる府職労≠つくりあげよう」とよびかけました。
 来賓のあいさつを受けた後、資格審査委員会と議事運営委員会からの報告・提案を承認しました。書記長が2006年度活動経過報告及び第1号議案「2007年度運動方針案」と第4号議案「各補助組織選出執行委員の承認について(案)」を提案。第4号議案承認後、書記次長が2006年度会計決算報告及び第2号議案「2007年度一般会計・特別会計予算案」を報告・提案。書記次長が第3号議案「当面の闘争方針案」を提案した後、討論が開始されました。

 23名の代議員が発言共感と連帯の拍手

 「職場のフラット化は1人で船を漕がされている≠謔、なもの。今でも体調を崩す仲間が絶えないのに、評価制度が導入されたら大変なことになる」「商店街アンケートをとりくんだが、地域の商店のなかには営業するほど赤字が増える≠ニころも少なくない。今こそ自治体労働者がくらしを守る運動の先頭に立とう」「超過勤務が増え、疲れとストレスで安心安全の看護ができない。人員増の要求をすべての職場でとりくんでいる」「大学法人化について、府当局は教職員の懸念や反対にたいし説明責任を果たしていない。たたかいはこれから≠ニの思いで奮闘する」「非常勤嘱託職員の産休・育休行使の問題で代替職員配置と原職復帰を実現し、2名の組合加入につながった」「10日前に同僚の職員が勤務中に倒れた。フラット化もあり、上司・同僚が手を差しのべることができなかった。人間らしく働ける職場づくりをすすめたい」など、すべての発言が心を打ち、共感と連帯の拍手が続きました。

 満場一致で方針確立法人化許さない特別決議

 発言は、リアルな職場状況と多面的なたたかい、豊かな経験に彩られ感動的でした。
 討論終了後、2006年度会計決算と会計監査報告を拍手で承認した後、副委員長が討論のまとめを行い、議案の採決を行いました。
 第1号、第2号、第3号の各議案ともに満場一致で採択されました。「2大学の法人化を許さない」との特別決議と大会宣言を満場の拍手で採択しました。執行部と書記の紹介の後、副委員長の発声で闘いの決意をこめて団結ガンバローを唱和して幕を閉じました。



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