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田安徳川家11代当主が描く

「徳川300年 ホントの内幕話」徳川宗英著(大和書房)

 人気上昇中のNHK大河ドラマ「篤姫」に登場する主人公・篤姫(天璋院)や和宮(静寛院)、徳川家定、家持、慶喜らの人柄や人生、幕府・朝廷・有力各藩の動きなどがわかりやすく書かれていて、幕末とその時代を生きた人々への興味がいっそうわく本です。筆者は田安徳川家11代当主。

 薩摩藩出身の篤姫と朝廷から降嫁した和宮の必死の努力が江戸城の無血開城に道を開いたこと、当初不仲だった2人が後に姉妹のように仲良くなったこと、慶喜と明治天皇が義兄弟だったこと、さらには江戸攻めの官軍のトップが和宮の婚約者だったことなど、激動の時代に生きた人々の運命の不思議さを、改めて思い知らされます。
 大奥の様子やしきたり、権勢を誇った江戸幕府が急に弱体化した背景、維新後の徳川家などについてもおもしろく書いてあります。
 

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