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地方機関再編、本庁からの権限委譲、フラット化・グループ制
 組織再編から1か月がたちました。職場が落ち着いてくると、さまざまな問題が見えてきました。職場ででている声・意見を「要求」にし、たとえ年度途中でも柔軟な対応で改善にむけて努力するよう、要求していきましょう。

■ 統廃合で府民サービスは?
・事前に十分調整してやってきたのに、吸収された方のやり方が否定される。地域担当というが、機関がなくなった地域のことは軽視されている気がする。(農業普及センター)
・保健所がなくなった地域に出張して保健事業をしているが、建物がふだん使われていないため、半日の健診でも午前中から行って掃除。来庁者の見込みもたたず、多い目の人員を確保、係り総出になることも。(保健所)

■ 管内面積が広くたいへん
・出張の往復に時間がかかり、正味の時間が少ない。(船井)
・福知山の自宅から舞鶴の振興局に出勤し、夜久野に出張など、福知山の公用車が利用できないのかと思う。(舞鶴)
・大雨による災害が発生したが、現場が遠くて大変。(宮津)
・公所のある市町村でしかガソリンの給油ができない。(舞鶴)
・「100円橋」を利用したら時間が節約できるのに……。(宇治)

■ フラット化・グループ制は…
・決裁ルートがあいまい。前よりハンコの数が増えているところも。
・庶務担当がいない。だれが庶務的なことをするか、事務分掌にはなく、その都度、総務室で調整している。
・よくわかっている人、顔見知りのところに仕事をもっていくのがフラット化か。(本庁)
・係がないのに「担当係長」という職名、なんなんや。
・「副室長」は、組織の位置づけがなく気の毒。「一担当」と言われながら、「グループもまとめて」と。
・係長会議に担当係長と副室長がでると10数人になる。
・2つの係が1つになり、決裁がグループリーダーに集中。起案がたまってしまう

■ 権限委譲はされたけど…
・権限委譲で仕事は確実に増えているが、人は増えていない。(保健所)
・権限委譲したが、市町村から直接電話がかかってきて対応に追われる。(本庁)
・業務量が不確定なので、走りながら考えようと言っていたけど…考えてくれてる?

■ 共用の財務会計端末の増設を
・権限委譲で伝票入力する部署が増えたのに財務端末が足りない。
・個人のパソコンを共用で使うのはつらい。
・土地改良事務所は地域総務室のを遠慮しながら借りている。

■ スペースや設備も
・机とロッカーの間のスペースが60センチしかない。
・書類収納スペースが不足している。
・建物のトイレ・洗面所が使えない。


※ 当局は、6月3日の府職労交渉のなかで、「本部との意見交換会を引き続きすすめると  ともに、各職場段階でも意見交換会をもつよう指導していく」と回答しています。