府政日誌2004年12月11日から20日

12月20日
◇京都府、05年の府内の新成人数を発表。男1万6107人、女1万5058人の合計3万1165人で、前年に比べ1352人、4・1%減少。新成人は2年連続の減少で、1994年のピーク時より約1万9700人少ない。
◇京都府立医科大、臓器不全に対する治療法確立をめざす寄付講座「臓器応答探索医学講座」を来年1月に開設すると発表。肝移植によって腎臓が影響を受ける肝腎症候群など、臓器相互の影響を研究し、臓器移植の成功率向上や、拒絶反応が出ないような人工臓器の開発につなげる。期間は5年。医薬品製造販売のノバルティスファーマ社(東京)が総額1億5000万円を拠出。
◇京都府立大、中国・雲南農業大との学術交流協定促進に関する確認書を交換。雲南農業大から農業・食品やバイオ、環境分野で若手研究者を受け入れるとともに、中国語や文化の理解を通じ中国で技術指導できる人材を府立大で養成。
◇美山町の中島町長、12月議会の一般質問で、同町と園部、八木、日吉の4町で協議中の合併に伴う支所の設置期間について、「10年と考えている」と答弁。合併をめぐっては、美山町議会の対応に反発する美山町内の住民グループが、議会解散を求めて署名活動を進めている。
◇伝統産業に携わる職人を学校に派遣して技術を紹介したり、公共施設の展示用工芸品の制作を依頼する京都市の雇用創出事業「京の職人さん」が、来年3月で終了する。事業費に充ててきた国の交付金が本年度いっぱいで打ち切られるため市の財政事情は厳しく実現は困難。
◇宇治市の久保田市長、初登庁後の職員訓示で行革を推進するため来春、市長直属の人事担当理事級ポストに外部から民間人を登用する方針。計画では、来春の機構改革で市長公室と企画財政部を設け、両部門を統轄する市長直属の理事級ポスト「人事監」(仮称)を新設。人材には外部の民間人を特別採用し、労使協議や職員定数削減などを担当するという。
◇宇治市の久保田市長、市町村合併をめぐり、昨年まで任意協議会を組織していた7市町で再度、意見交換した後、木津川右岸の5市町で具体的に進めていきたいとの意向を表明。
◇全国知事会の道州制研究会の第3回会合、東京都内で開かれ、出席した知事らから道州制について賛否双方の意見が相次いだ。研究会は来年3月の次回会合でこれまでの議論を取りまとめ、知事会に報告。

12月19日
◇京都府、政府の「国民保護基本指針」の要旨が公表されたのを踏まえ、国民保護計画の来年度策定に向けて作業を本格化。「内容を精査している段階」。計画を策定するため、府は来春にも、「国民保護協議会」を関係機関や団体と立ち上げる方針。すでに市町村との連絡会議や、広域的な避難が想定されるため近隣府県との検討も開始。今後、武力攻撃による被害想定や避難マニュアルの検討、府民への啓発、デジタル無線など資機材整備など、多岐にわたる準備が予想される。府内では原子力発電所に近接する舞鶴市や日本海に面する京丹後市、京都御苑をはじめとする重要施設を抱える京都市などは有事への関心が強いが、それ以外の市町村はそうでもない。計画策定に必要な人員や、資機材の整備など新たな財政負担を考えると、積極的には取り組めないという。府は「防災業務と国民保護業務の両方を、効率的な体制でどう執行するのかも課題となる。自治体の計画策定への支援や財政措置など、必要なことは国に求めていく」としている。
◇京都府、丹波町の浅田農産船井農場で鳥インフルエンザの防疫作業に従事した元従業員や府職員の計5人からウイルスに対する抗体が検出された問題で、健康対策室と南丹保健所に設置した電話相談窓口の問い合わせには計8件があった。
◇大阪市、職員に93年度から年金などを支給している任意団体「大阪市職員互助組合連合会」に対し、市がこれまで11年間にわたり計約304億円の公費を議会などに説明せず“ヤミ支出”していたことが判明。
◇憲法、教育基本法の改正や教科書をめぐる問題について考える市民集会「つくる会教科書NO!京都府民の会」、京大会館で開会、小森陽一東京大教授が講演。集会には約120人が参加。同教科書をめぐる動きが報告された後、市民代表が意見発表。東アジアの若者と交流した高校生は「アジアの平和と友好のためには、歴史事実を知ることが大切」と主張。
◇厚生労働省、与党の税制改正大綱で決定した地方税の個人住民税の課税対象拡大を受け、65歳以上の高齢者が支払う介護保険料の所得区分別の設定基準を見直す方針。現行の仕組みでは、保険料が税制と連動していることから、保険料を軽減されている低所得者の中に軽減措置が受けられなくなる人も出てくるためで、これを回避する必要があると判断。
◇政府、日本が外国から武力攻撃を受けた場合の国民の保護策を定めた国民保護法に基づき、弾道ミサイル攻撃を察知した際、通信衛星を利用して市町村の防災無線を直接起動、住民避難のサイレンを鳴らす有事即応システムの開発に来年度から着手することを決定。総務省消防庁が「国民保護即時サイレン調査検討事業」として、来年度予算に調査費を計上する。

12月18日
◇厚生労働省と国立感染症研究所、丹波町の浅田農産船井農場で鳥インフルエンザの防疫作業に従事した5人からウイルスに対する抗体が検出されたことについて、うち1人については鳥インフルエンザに感染した可能性が高いことを明らかにした。残る4人は検査が十分でなく、検査を継続。5人の症状などから、発症した人はいなかったと判断。検査に応じた計58人から血液の提供。その結果、農場の元従業員4人と府家畜保健衛生所職員1人が抗体検査で陽性となった。厚労省などは22日に最終結果を公表。
◇京都府、丹波町の鳥インフルエンザ問題で防疫作業にあたった浅田農産船井農場の元従業員ら5人の血清からウイルス抗体が検出されたことを受け、検体を提供した元従業員や府職員の計58人に対し、検査結果の説明を始めた。府は不安解消のため同日、本庁と南丹保健所に健康に関する電話相談窓口を設置。
◇京都府、高病原性鳥インフルエンザが発生した京都府丹波町の浅田農産船井農場従業員ら計5人からウイルスに対する抗体検出が明らかになった問題で、地上保健福祉部長らを事実確認のため厚生労働省に派遣。
◇丹波町、浅田農産船井農場元従業員らから、ウイルスに対する抗体が検出された問題で、対応策を協議。ファクス付きの有線放送を通して発症や他に感染の可能性がないことなどを町民に訴え、冷静な対応を呼び掛けた。町はファクス付きの有線放送で、抗体陽性だった人は、当時、発症しておらず、今後も発症することはない、他の人へ感染することはない、専門家は「新たな発症や今後、感染する可能性はない」としている−などと書いた文書を配布。
◇都市計画や土木工学、気象学などの分野から水害への対応策を考えるシンポジウム「京都・鴨川の治水」、左京区の京大会館で開会。市民や研究者ら約80人が出席、都市と川の関係について意見を交わした。「国土問題研究会」が、全国で多発した大規模水害を受けて企画。大橋健・大阪経済法科大教授や上野鉄男・京都大防災研究所助手ら研究者6人が、鴨川の形状や歴史的な変遷の紹介や近年の集中豪雨による被害状況などを解説。
◇厚生労働省、大詰めの新年度予算編成に備える多くの職員が休日出勤するなか、健康局結核感染症課の職員が会議を開いて今後の対応を協議。

12月17日
◇京都府、12月定例議会本会議を再開。府立洛東病院を廃止する条例改正、京北町の京都市編入合併の同意、04年度の一般会計と府立医科大付属病院特別会計の補正予算、03年度一般会計決算認定など計27議案を原案通り可決、閉会。洛東病院は、患者の治療を第一に考慮しながら、来年3月をめどに廃止され、京都市と京北町の編入合併は、知事決定と総務省届け出を経て、来年4月に実現する運び。条例関係では、06年度から公共施設管理に「指定管理者制度」を導入する府施設管理条例、超党派で議員提案された「犯罪のない安心・安全なまちづくり条例」などが可決。このほか、三位一体改革を国の財政再建の手段にしないことを求める意見書も採択。
◇京都府、「高病原性鳥インフルエンザ防疫対策要領」をまとめ。20万羽以上の殺処分という国内最大規模の対応が迫られた丹波町での感染経験を踏まえ、養鶏農家向けの発生予防マニュアルや行政機関の行動手順を、全国で初めて体系化した。要領には、農林水産省が11月に策定した防疫指針などを参考に、鳥インフルエンザの業務に従事した府職員の意見も取り入れた。府独自の予防対策や防疫対策、防疫措置などや、これらに沿った34の個別マニュアルからなる。
◇京都府、台風23号被災者義援金の第1次配分として、2億5142万円を被害の起きた府内19市町に送金。被災者には、死亡や重傷、住宅の全半壊、床上浸水など被害の程度に応じて年内に支給される。主な配分先は、宮津市6697万円、舞鶴市6234万円、京丹後市3827万円、大江町2922万円、伊根町1820万円、福知山市1768万円、加悦町743万円など。死亡した15人の遺族と全壊の31世帯に52万円ずつ、重傷12人と半壊311世帯には各26万円、床上浸水した2760世帯には各5万2000円を、それぞれ支給。
◇京都府選挙管理委員会、宇治市長選の投票所入場券が路上などに廃棄された問題で、府内の市町村選挙管理委員会に対し、個人情報の保護を徹底するよう文書で通知。
◇京都府立高校教職員組合、府教委が公表した山城地域の府立高再編方針について「根拠も道理もない密室での高校つぶし」と批判し、速やかな撤回を求める「反対声明」を発表。
府立高教組は声明で、「1学年8学級」について、1学級40人を基準とする時代遅れの考え方、存続が不可能な小規模校はない−などの理由を挙げて、「根拠も道理もない」と断じた。
◇長岡京市の12月定例市議会、6億4800万円を増額する一般会計補正予算案や、来年4月から水道料金を平均15・3%値上げする市水道給水条例改正案など20議案を可決、閉会。意見書は、「イラクからの自衛隊即時撤退を求める」案が一部議員から提案。採決は1人が退場して賛否同数となったが、議長採決で否決。
◇京丹後市議会の決算審査特別委員会、9月定例会から継続審議となっていた旧久美浜町03年度一般会計決算を認定。同決算は、旧温泉施設「久美の浜シルバーハウス」の賃貸契約、第3セクター「くみはまSANKAIKAN」の株が民間会社に譲渡された経過、茨城県の納豆製造会社誘致−の3項目について不明瞭な点があるとして、継続審議となっていた。
◇政府の地方制度調査会の小委員会、地方自治体の職員を「事務吏員」「技術吏員」などとしている区分について、事務の複雑化や多様化に伴って明確に分けられなくなっていることから廃止し、一律に「職員」とすることでおおむね一致。
◇日本商工会議所、憲法を改正し、自衛のための戦力保持を明記することなどを求めた「憲法問題に関する懇談会」の中間報告を発表。中間報告では、憲法前文、安全保障、国民の権利と義務・公共の利益との関係、地方分権、教育問題の5項目について意見を表明。今後、集団的自衛権など具体的な議論を行い、05年5月に最終報告をまとめ。

12月16日
◇「知事と和ぃ和ぃミーティング」、京都府内の小、中学校で進められている「少人数教育」の意義などについて、京田辺市で開催。京田辺市や宇治市など保護者や教育関係者ら15人が参加。
◇京都市議会最終本会議、議員提案の「木造住宅耐震改修工事費助成条例案」など2件の条例案の採決があり、賛成少数でともに否決。条例案は野党の共産党市議団が提案。木造住宅などの耐震工事を行う際に、公費による助成額を積み増しする制度の創設などを盛り込んだ。
◇宮津市、助役に府中丹広域振興局副局長、井上正嗣氏の起用を内定。24日の12月定例市議会本会議に提案。
◇京都市11月定例市議会、最終本会議、中京区役所で発覚した切手不明事件など続発する市職員の不祥事の再発防止を求める決議と、政府が検討している混合診療解禁に対して「慎重審議」を要望する意見書を全会派一致で可決。また、全国初となる温暖化対策条例案や03年度一般、特別会計決算、241億9000万円にのぼる本年度一般会計補正予算案など計82件を可決、認定して閉会。
◇京都市、市内の銀行などで今月10日から募集していた公募債「第3回京都浪漫(ロマン)債」(5年満期一括償還)が16日午前までに完売と発表。今回の発行額は20億円。
◇京都市11月定例市議会最終本会議、燃料や電気の大口使用者である特定事業者に対し、二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの排出量削減計画書を作成、提出するよう義務付ける全国初の「地球温暖化対策条例」を全会派一致で可決。来年4月から施行。
◇宮津市議会一般質問、伊根町との1市1町合併に合意したことについて、徳田市長は「単独ではやっていけない。合併すれば何らかのメリットはある」と理由を説明。
◇宇治市議会文教福祉常任委員会、市立北小倉保育所の民営化について、運営移管先の社会福祉法人と引き継ぎの覚書を交わしたことを表明。
◇河井木津町長、山城、加茂両町との3町合併について、「期限にこだわらず合併を進める必要性に迫られている」と、合併特例法の期限(来年3月)後も視野に入れた考えを明らかにした。

12月15日
◇京都府、府南丹土木事務所で今月17日に予定している府道枚方亀岡線橋りょう設計業務の指名競争入札について談合情報が寄せられたため、調査を開始。府土木建築部によると、入札参加業者が別の業者に見積もり金額を知らせる内容の書類が、共産党府議団を通じて寄せられた。
◇京都府、コンビニエンスストアでも納税できる自動車税納付書の発送を開始。自動車税のコンビニでの納税制度導入は、近畿では初めて。発送された納付書は4万2千通で未納分。来年5月の自動車税定期納付時には、82万台を対象に、コンビニでも納税可能な納付書を送る。市町村税の軽自動車税は対象外。
◇兵庫、京都、滋賀、福井の4府県、各府県が独自に整備している高速大容量通信網「情報ハイウェイ」を互いに接続する事業を開始。
◇舞鶴市定例市議会経済消防委員会、由良川沿いの防災行政無線について、個別受信機を区長の自宅に設置するなど、改善に向けての具体案を示し、避難所の見直し、洪水ハザードマップ作成などを検討。
◇亀岡市12月定例議会一般質問、市職員の福利厚生を目的に運営している「職員互助会」への補助金支出の割合について、市の財政状況を考慮したうえで今後見直す可能性。市の補助率が本人負担率の2倍を超えているのは、府内では城陽市、向日市、八幡市など。宮津市、綾部市、長岡京市では同率となっている。
◇城陽市議会総務常任委員会、市がまとめた市町合併の検討内容について報告を受けた上で、合併推進を求める請願を賛成多数で採択。27日開かれる本会議で採決する。
◇京丹後市、同町が受け続けた国の電源立地地域対策交付金を本年度は受けないことが、分かった。国が求める原発推進の立場について、市が「明確化はできない」と答え、交付金の申請を見送った。今後も交付金は受けない見通し。
◇難航していた宮津市と与謝郡4町の合併協議で、京都府の呼び掛けに応じて5市町長、1市1町(宮津、伊根)と3町(加悦、岩滝、野田川)で、それぞれ合併協議を進めることに合意。オブザーバーとして参加した府総務部長や出席者によると、各首長が合意したのは、1市1町と3町で、年明けにも具体的な協議に入る、改正合併特例法の申請期限(来年3月末)に間に合わせる、合併実現のために府も支援する、1市4町は今後も連携して地域の諸問題に取り組む−の4点。
◇糸井岩滝町長は、合併申請の期限が来年3月末に迫っていることから「協議が順調に進めば、遅くとも来年1月中には臨時議会を招集し、3町での法定合併協議会を立ち上げたい」との方針。
◇自民、公明両党、05年度の与党税制改正大綱を決定。所得税と個人住民税の定率減税を5割縮小し、06年度からは所得課税の控除や税率を全面的に見直し、消費税率引き上げの検討にも入る意向を表明。所得、消費の両面で増税路線に大きく踏み込んだ。減税縮小は所得税が06年1月から、個人住民税が同年6月の徴収分から実施。家計の負担は最大で年14万5000円膨らむ。税制と社会保障を合わせた現役世代の負担増は05年度が1兆1000億円、06年度までの2年間では3兆2000億円に達する。定率減税の縮小による増税規模は、05年度が2000億円、06年度が1兆4000億円。05年度の税制改正全体では、減税分を差し引いた増税額は1700億円程度の見込み。

12月14日
◇自由法曹団京都支部や府職員労働組合など、京都府議会が超党派で議員提案を予定する「犯罪のない安心・安全まちづくり条例案」について、「住民を規制する危険性がある」として条例化に反対する見解をまとめ、府議会の田坂幾太議長や5会派に提出。監視カメラ増大や府民運動強制などで基本的人権やプライバシー侵害の恐れがある、などと指摘。
◇山田知事と米田府警本部長らが、年の瀬の街頭犯罪増加防止のため府警が実施中の年末特別警戒活動の一環として、京都駅周辺で警察官らの活動を視察。
◇京都府、府内の労働組合の組織状況をまとめ。組合員数は19万9486人で前年より4018人減少し、推定組織率も前年比0・4ポイント減の20・9%と過去最低を更新。
府内の労組数は1556組合で前年より36組合減少。組合員は男性14万1246人、女性5万8240人で前年に比べ、男性が3443人、女性は575人減少。労働団体の系統別では連合京都が10万45人(前年10万274人)、京都総評が6万8244人(同7万241人)。
◇京都府議会の警察常任委員会、府警の旅費一括管理問題について、早川総務部長は、カラ出張や不正な流用はないことを再度、強調。
◇南丹保健所、園部町内の建設業者が産業廃棄物を不適正に保管しているとして、廃棄物処理法に基づき、改善命令を提出。70日以内に命令に従わない場合、告発も検討する。
◇乙訓2市1町の住民有志や乙訓教職員組合など23団体でつくる「憲法9条守ろう乙訓ネット」、イラクへの自衛隊派遣期限を迎えた14日、派遣延長に反対するキャンドルパレード。約120人がろうそくのともしびを手に、派遣延長が閣議決定された自衛隊の撤退と、非戦闘員のイラク市民を巻き添えに続けられる戦闘の即時停止を呼びかけた。
◇福知山市の高日市長、台風23号を受けて見直しを表明していた地域防災計画を来年度中に新たに策定する方針。
◇亀岡市、JA京都の支店統廃合に伴い、併設されている大井町と千代川町の自治会館2カ所の「移転または買い取り」を地元自治会が求められている問題で、京都府独自の融資制度を創設して自治会を支援する方針。
◇城陽市、05年1月から市北部と南部の2カ所の施設に住民票の写しや印鑑登録証明書などの取り扱いができる「市民サービスコーナー」を開設すると発表。
◇京田辺市の定例市議会、廣野助役、ごみ処理施策の長期的な展望について、「枚方市を含む広域処理の可能性や焼却炉の技術革新などを勘案して対応を考えたい」と述べた。
◇全国知事会議、05年度の地方財政計画を中心に麻生太郎総務相と意見交換。知事からは三位一体改革で削減の可能性が出ている地方交付税について、本年度以上の水準を求める声が相次いだ。
◇政府の規制改革・民間開放推進会議、公共サービスの受注を官民が競う「市場化テスト」のモデル事業として、刑務所の運営業務を選定する方向で調整に入った。
◇厚生労働省、6月末時点で全国の労働組合の推定組織率が19・2%と前年を0・4ポイント下回り、23年連続で過去最低を更新したと発表。
◇日本経団連、05年の経営側の春闘方針となる「経営労働政策委員会報告」を正式に発表。
◇大阪市、職員約3万7000人を団体生命共済に加入させ、掛け金を全額負担していた。1人当たり年間1万2000円。
◇自民、公明両党、税制協議会を開き、05年度税制改正の最大の焦点となった所得税と個人住民税の定率減税縮小・廃止について最終調整。
◇岩滝町、11月下旬に実施した宮津与謝1市4町の合併問題に関する町民アンケート結果で、合併に賛成する人が半数を超え、そのうち6割近くが岩滝、野田川、加悦の3町での枠組みを望んでいることが判明。
◇日本経団連と連合の定例首脳懇談会、年金などの社会保障制度を抜本的に改革する方向で一致。
◇小泉首相、保険診療と自由診療を組み合わせる「混合診療」の解禁について「認める方向でやってもらいたいと思っている」と述べ、解禁を求める従来の考えを重ねて強調。
◇政府、日本が外国から武力攻撃を受けたり、大規模テロの被害に遭うなどの有事に備え、住民の安全な避難・救援、国と地方自治体、指定公共機関の連携の在り方などを規定した「国民の保護に関する基本指針の要旨」を公表。
◇政府、日本有事の際の住民避難・救援などの手順を示した「国民の保護に関する基本指針の要旨」公表に併せ、都内で都道府県の担当部長会議を開き、内容を説明、来年1月21日までに文書による意見提出を求めた。

12月13日
◇京都府、来年4月に京北町が京都市に編入合併されるのに伴い、府京北総合庁舎にある南丹保健所、南丹土木事務所、南丹農業改良普及センターの各北桑田支所をそれぞれ廃止することを、府議会総務常任委員会で正式に表明。各支所の廃止は、編入合併によって保健や土木など府の多くの事務が政令指定都市の京都市に移管されるための措置。同支所管内の美山町域は府園部総合庁舎にある南丹保健所、南丹土木事務所、南丹農改普及センターがそれぞれ事務を所管する。また京北町に残る府の業務のうち介護保険などは府庁が担当する。河川や住宅管理などは京都土木事務所、農業改良は京都乙訓農改普及センターで対応する。このほか支所再編に合わせ、園部総合庁舎の南丹土地改良事務所を亀岡総合庁舎に移転する。南丹地域の1市8町のほ場整備など府営事業が亀岡市と八木町に集中している実態を踏まえ、庁舎の有効利用を図る。
◇亀岡市、今秋の台風23号による浸水被害や新潟県中越地震の教訓を踏まえ、市地域防災計画を全面的に改定する方針。指定避難所の耐震性をチェックし、一部の老朽施設の指定を見直すほか、住民への避難情報の伝達システムづくり、地震・浸水被害の予想区域を示したハザードマップ作成にも着手する。
◇園部、八木、日吉、美山の4町法定合併協議会の新市建設計画策定小委員会、合併期日を06年1月1日とし、継続協議になっていた新市の本庁位置は園部町役場とすることを決定。
◇精華町の木村町長、町議会本会議の一般質問で、相楽郡内の合併問題について、現在進行している木津、山城、加茂3町の協議を見守ると述べた。
◇山城町、農地の保全や農業の活性化を目的に、国の構造改革特区に申請していた「山城町農地いきいき活性化特区」がこのほど認定。

12月12日
◇政府、民間企業と比べて割高と批判の強い地方公務員の給与を、地元民間企業並みに抑制する方向で検討に入った。

12月11日
◇京都府議会が超党派で策定した「犯罪のない安心・安全なまちづくり条例案」が、17日の12月定例議会最終本会議に議員提案され、成立する見通し。議員提案の条例「第一号」となる。条例案は4章17条からなる。府民が安心して暮らせるまちづくりを実現するため、府民一体となった活動や府の責務を掲げた。社会的弱者の子どもや高齢者の安全確保、犯罪被害者支援も盛り込んでいる。
◇京都市、耐震診断結果公表、区役所や消防署庁舎など、診断を終えた127施設のうち約半数が、関東大震災クラス(震度6)の地震が起きた場合、建物に重大な損傷が発生したり、倒壊する恐れがあることが、分かった。補強を要する施設で、建て替えや改修を終えたのは16施設にとどまっており、早急な対応が求められている。
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