景気回復の足を引っ張る公務員バッシング |
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6月、政府税制調査会は、サラリーマンの労働経費に当たる給与所得控除の縮小、また配偶者や扶養控除の全廃による庶民大増税の方向をうちだしました。 「サラリーマンがねらい撃ちされていると思っていたら、私たち業者の税金はもっと大変」と、人的控除の全部廃止を知った中小業者から驚きの声が上がっています。そのような中で、公務員の給与カットをはじめとする公務員バッシングが強まっていますが、これは就業人口の8割・5200万人の給与所得者への大増税の地ならしであり断じて許せません。 全国中小企業団体中央会も、「平成9年に行われた消費税率の引き上げが今日の不況の引き金を引いたことを忘れてはならない」と消費不況による深刻さを告発しています。 地域労働者の賃金はたえず公務員の給与を基準に改善への努力がされてきました。まさに公務員の給与引き下げは、地域民間企業全体の賃金の引き下げに拍車をかけ、景気回復の足を引っ張るものです。中小企業経営が苦境に立たされている今、増税や賃金引下げによる消費不況の拡大は地域経済を滅ぼす道です。国民の分断で押付けられる増税の歴史をこれ以上、繰り返してはなりません。 京都府商工団体連合会事務局長 坪井 修さん |
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第2弾
・大変な時代になってきたなと思う。 ・どーんと落ち込んでしまった。「現給保障」と聞いてほっとしたが、若い人の将来を考えるとため息。それでも「公務員は良い方…?」だとしたら、この国は一体どうなってしまうのだろう。 ・給料が上がらないのはツライ。 ・生活スタイルを変えないとやっていけない。 ・退職まで給料が上がらないのはやはりショック。中高年には希望がない。 ・公務員としての誇りや意欲を喪失させるような給与体系。仕事をがんばるという気持がなくなりそう。 ・こんなに一生懸命働いているのに、一方的な賃下げはゆるせない。 ・仕事は減らないのに給与は減るのですか? ・どんどん改悪されていくばかりで納得いかない。 ・地域手当の根拠のあいまいさにウンザリ。 ・都市部以外は賃金が安くて当然と言わんばかりの勧告だが、子どもを大学に行かせるために田畑を売っている郡部の現状をどう考えているのか。 ・京都府の場合、人事異動は府域全体。どこにいても同じ仕事のはず。 ・公所は園部(0%)でも、管轄地域には亀岡市(6%)も。 ・「特に優秀」「優秀」というのは誰がどう判断するのか。 ・人事評価制度が確立していないのに、査定昇給制度の導入はおかしい。 ・多種多様な公務をどう公正に「査定」できるのか、職務内容に優劣をつける気か。 ・客観的で公正な評価制度をつくるまでは、導入すべきでない。 ・地味な、誰かがしなくてはならない仕事があるが、その評価は? ・結果がでにくい、評価されにくい仕事がある。何もしてないみたいに思われ損。 ・相対評価である限り、チームでやっても誰かがはずされるハメに。そんなことで団結できるのか。 ・自治体の仕事は組織でするもの。 ・お互いのミスを喜ぶような職場で、府民に喜ばれる仕事ができるとは思えない。 ・自分の勤勉手当を原資として他の人に支給されるのは気に入らない。と同時に他の人の給与を考えながら仕事をする自分がいて、性格が悪くなりそう。 |
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