これが小泉内閣が進める増税カレンダー
         
 今年1月の給料から増税が実施されました。月給30万円で1000円前後だったため、気づかない人がいたかもしれません。でもこれはまだまだ手始め。毎月毎月、国民の負担が増えていきます。今後ドーンと大増税の計画が控えています。今春闘で1000円程度賃上げするだけでは不十分なのです。カレンダー的に見てみると・・・
 今年1月分給料から増税になったのは、定率減税が半分廃止になったから。
 2月には、年金受給者が定率減税の半減の影響を受けます。
 3月は、消費税減免点の引き下げで新規課税業者の初の申告期限となります。1千万円の小売業者で税額10万円に。
 4月は、介護保険料・国民年金保険料アップ、年金額の引き下げ。
 5月には、酒税が引き上げられ、第3のビール350ミリリットル缶あたり3.8円の増税。
 6月は、住民税の定率減税半分、住民税の高齢者非課税限度廃止(新たに100万人が課税対象者に)、公的年金等控除縮小・老齢者控除の廃止で住民税が上がります。
 7月には、たばこ税1本1円の引き上げ。
 ここまでで、総額2兆7千万円の国民負担増です。法人税の減税の大半は延長です。
 今国会には、来年から定率減税を全廃する法案が提出されます。全廃になると所得税・住民税合わせて、年収400万円の単身者で約5万2000円、年収700万円の4人世帯(夫婦子供2人)で約8万2000円の負担増です。
 政府は給与所得控除の縮小や配偶者控除の廃止などの増税も検討しています。こちらは所得・住民税の合計で約 16万円(年収500万円の場合)もの負担増になる計算です。
 他にも住民税での生命保険控除の廃止、税率のフラット化なども計画されています。
 これにより、増税の額は10兆円。4人世帯で42万円もの大増税です。この上に07年の通常国会に消費税10%かが提案されようとしています。消費税10%で12兆5千万円の増税、所得税増税と合わせると4人世帯で67万円の大増税になります。
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