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府職労ニュース |
府職労は、今年11月に結成60周年を迎えます。各種の記念事業も固まりつつあります。10月に開催される定期大会と秋季・年末確定のたたかいのポイントと合わせて、府職労書記長の福島さんに語っていただきました。 Q今年も大変な情勢のなかでの定期大会となりますね。 Aええ。10月18日に開催する第83回定期大会は、安倍政権が誕生し、憲法・教育基本法などの改悪と社会保障制度と地方自治破壊の動きがいっそう強化されつつある重大な情勢のもとで開催されます。 一方、格差と貧困を告発するマスコミの報道、全国で5千を超えた「九条の会」のとりくみ、医療制度の改悪に反対する医師会の運動など国民的反撃が、あらゆる分野で広がってきており、流れは確実に変化しています。 Qいま、さまざまな局面で、自治体労働者と労働組合のあり方が問われていますよね。 A秋の臨時国会から、年末確定闘争、07年国民春闘、そしていっせい地方選挙から参議院選挙までの1年間は、この国のあり方、京都府政のあり方、私たちの働き方・働きがいにとって、歴史を画する重要な年となります。また、11月には府職労結成60周年を迎えます。 こういう時だからこそ「憲法の遵守と全体の奉仕者として奮闘することを誓った」自治体労働者として、憲法改悪・地方自治破壊を許さず憲法と地方自治を生かす運動を職場・地域からいっそう前進させるために、おおいに議論し、方針を決定するとても大事な大会だと思っています。 安心して働ける賃金・労働条件を確保しよう Q安倍新内閣がスタートしたもとで、府職労としてどんなとりくみが必要と思いますか。 A26日からはじまった臨時国会では、改憲を掲げる安倍新内閣が発足し、教育基本法改悪法案や憲法改悪のための手続き法である国民投票法案などが大きな焦点となりますが、「憲法の遵守を誓った」自治体労働者としてこの策動を許さない職場・地域からの草の根の運動をひろげる必要があります。 小泉「構造改革」の5年間で、「貧困と格差」が広がるとともに、「小さな政府・小さな自治体」攻撃で地方切り捨てと地方自治破壊が進行しています。京都府でも「経営改革プラン」による府政「リストラ」が行われていますが、国の悪政の防波堤としての役割が今ほど求められているときはありません。府民のいのちと暮らしを守る府政確立をめざすとりくみが重要になります。自治体本来の仕事をしたい、働きがい・誇りがもてる職場でありたいとの職員の思いを大切に、府民との共同を重視したとりくみをすすめます。 Q人事委員会勧告はもちろん、新たな評価制度を導入する動きもあり、重要な時期を迎えていますが。 A京都府人事委員会勧告が10月中旬に出されますが、国人勧に追随し比較企業規模の「見直し」を実施するのか、中立・専門機関としての機能を発揮させるのかが焦点となっています。公務員総人件費削減のための官民比較方法の「見直し」に反対し、生活改善につながる人事委員会勧告を求めます。また、新たな評価制度など「給与構造改革」の積み残し課題で京都府の主体性をいかした「安心して働くことのできる賃金・労働条件」を確保も重要な課題です。 そして、これらの課題を前進させるためにも職場に強大な府職労運動と組織の建設が不可欠です。攻撃が激しいからこそ府職労への期待が大きくなっています。一人一人の要求を大切にし、職場にたたかう労働組合をつくることこそが前進のカギです。秋季年末闘争のなかで、職場での総対話、学習運動、組合員拡大を軸にした組織強化のとりくみをよびかけます。 1年間かけて4つの柱で記念事業 Q結成60周年を迎えて、記念事業をとりくむそうですね。 A府職労は、戦後直後の1946年11月2日に結成され、今年11月に結成60周年を迎えます。今、憲法・教育基本法改悪の動きが強まるとともに、「構造改革」が国民の格差と貧困を拡大し、地方切り捨てと自治体破壊とも言うべき事態が進行しています。 こうした時期に、@要求で団結し府政労働者の生活と権利を守る、A住民のくらしと営業を守り府政の民主化をめざす、B平和と民主主義を大切にし革新統一をめざす、という立場で奮闘してきた府職労が結成60周年を迎えるということは、大変意義深いことと考えます。 労働組合は平和の産物であり、戦争とは相容れません。こうした立場から府職労は来年に向け暴走する様々な企てと正面から対決し、要求を実現し前進させる中で60周年を迎えるために奮闘したいと思います。 また、結成60周年を全組合員や府民の方と確認し、新たな前進に向けた決意をお互いのものとするため、60周年記念事業を実施します。 この間支部の役員さんなどをメンバーに実行委員会での議論を重ねてきましたが、11月からの1年間をかけて次の4つの事業にとりくみます。 Q記念事業は、どんな内容ですか。 A一つは、京都府授産振興センターが取り扱うものを全組合員に記念品として贈呈します。記念品に相応しいものを5つ程度に絞りこみましたので、その中から組合員さんに選んでもらおうと思っています。 二つ目は、記録集的な記念パンフレットを発行します。10年前の50周年の際に立派な『50年史・年表』をつくりましたが、その後の10年の概要がわかる記録集的なパンフレットを作成します。 三つ目が、記念講演会の開催です。運動課題ともマッチしたテーマで広く府民的にも参加を呼びかけ開催します。 最後が府職労オリジナル旅行です。50周年の際に好評だった府職労の主催旅行を国内2企画、海外2企画を具体化し組合員さんにご案内します。 |
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