府立高校再編整備方針の撤回を

府職労が教育委員会に申し入れ

 京都府教育委員会は5月24日、緊急記者会見を行い、@2007年度に南八幡高校を八幡高校に統合し、2009年度に城南高校を西宇治高校に統合する、Aその跡地に2つの養護学校を新設するとともに桃山養護学校を閉校するという「府立学校再編整備方針(案)」を発表しました。府職労は、6月7日、京都府教委にその撤回を申し入れました。

府立学校再編整備方針(案)」を撤回し、地元や生徒・保護者・教職員、教育行政関係者等の意見を反映した府立学校整備を求める申し入れ書
                             
                             2005年6月7日
京都府教育委員会
 委員長 藤田  晢也 様

                      京都府職員労働組合
                        執行委員長  佐 井    惇
                        教育支部長  小 倉 作 一

 京都府教育委員会は5月24日記者会見を行い、山城地域の府立高校再編について、@八幡高校と南八幡高校、城南高校と西宇治高校の統合、 Aその跡地への養護学校2校新設ならびに桃山養護学校の閉校 という「府立学校再編整備方針(案)」を発表しました。
この会見は当日付け京都新聞朝刊の報道の直後に実施され、今回の府教育委員会の「方針(案)」は、その一方的な発表の仕方はもちろん、内容についても、看過できない重要な問題を持っています。
 私たちは、行政に携わる自治体労働者として、下記のとおり申し入れます。

                    記

1 「府立学校再編整備方針(案)」をただちに撤回すること。
2 再編対象高等学校、桃山養護学校及び府教育委員会事務局の教職員、生徒、保護者、卒業生、 地元住民等並びに保健福祉部及び桃山学園の関係者に対して、丁寧な説明及び協議を行うとと もに、広範な府民や関係者等の意見を集約し反映すること。
3 「効率」を優先した府立学校統廃合をすすめるのではなく、「身近に通える学校を」「教育条 件整備を」「学校とのつながりは卒業すれば終わりではない」の声が届く府立学校整備を推進 すること。
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