憲法を響かせる知事を京都から

「民主府政の会」アピール 2005年11月13日

 京都府民のみなさん。
 先の稔選挙で、小泉首相は「郵政」のみを争点に「改革」を叫び、巨大与党を実現しました。選挙後の2カ月間、「障害者自立支援法」強行など福祉の切り捨て、あいつぐ増税発言、アジア諸国との関係を台無しにする靖国参拝、アメリカの注文どおりの基地強化、第9条を骨抜きにする自民党改憲草案発表等々、“小泉暴走”が続いています。 「これから先どうなつていくのか、不安でたまぢない」、そして、「こんなときこそ京都府が、住民の暮らしと安全を守る地方自治体本来の役割を果たしてほしい」。これが、府民のみなさんの共通の思いではないでしょうか。 
      

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「民主府政の会」がこの間実施した府民アンケートの返信は、2万3245通(11月11日現在)に達しました。これは、8年前の約1600通、4年前の約1200通と比べても、空前の規模です。
 「京都府政は弱いものに手厳しいと思います。わが家は、母子家庭で…本当に貧困です」(40代・女性)「今まで(政治に)興味がありませんでしたが、子育てをして見えてくることがたくさんありきす。『少子化、少子化』と言われる時代・・・そんなに言うならもっと助成金や施設など、子どもを育てやすい街にしてほしい」(20代・女性)「城南高校をなくすのはおかしい。あの地域はすごく児童数が増えているのに」(30代・女性)「府教委はおかしいですよ!子どもは”商品”ではありません」(40代・女性)「台風23号のあとが被害時そのままの姿で残っている。国民の税金をもっと被害救援に使ってください」(30代・男性)「小泉政治と同じ歩調をとることは許されることでは.ありません」(60代・男性)・・・
 これらは、ほんの一例です。ここには、弱い立場の人々を切り捨て、国民の暮らしをかえりみない暴走政治への不安と怒り、府民を守る姿勢が見えない府政へのいらだちがあります。


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 府民のみなさん。京都府政の現状はどうでしょう。
 リハビリ医療の拠点であり府民切財産だった洛東病院の廃止。少なくない高校生とその父母が年間授業料より高い通学費を負担さ せられているひどい実態。和装伝統産業予算を半分に減らす一方、大企業誘致の補助金は4倍に増やす逆立ちした産業政策など、私たちは、地方自治体本来の役割を果たそうとしない現府政を厳しく告発してきました。
 生活保護費国庫負担切り下げにたいして、全国の46都道府県知事が「評価できない」との声をあげているのに、ただ一人山田知事は「どちらともいえない」と答えました(「朝日」11月7日付)。これは、府民の暮らしを守る費任を投げ捨てた知事の姿をあらためて浮きぼりにするものです。 現府政は市町村支援に冷たく、上からの市町杵舞併を押しっけてきました。最近では、山田知事は「(道州制論議は)スケジュール感を持ち、第三者を入れた委員会を早急に立ち上げるべき」(11月7日、近畿ブロック知事会)と、「道州制」へよりふみこんだ発」言をしています。「道州制」実現は、「京都府はいらない」ということです。. 山田知事は「憲法9条堅持」を求める議会質問にも、一貫してこれを「守る」と答えることがありません。
 

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 府民のみなさん。
 ひと握りの大企業と大金持ちだけがうるおう「格差社会」に不安と懸念を持ち、この社会のあり方を変えたいと願う庶民、そのために地域社会を大切にし住民自治を充実させたい、憲法第9条を守ってこそ21世紀の日本の未来はあると考える庶民は、明らかに国民の多数派です。戦後60年、いまほど国民多数の願いと国の政治がかけ離れているときは、なかったのではないでしょうか。
 府民のみなさん。京都府知事選挙が、5カ月後に迫りました。
 今度の知事選挙で闘われているのは、「暴走政治に立ち向かい暮らしを守る知事か、暴走政治と同じ道を歩む知事か」であり、「憲法と地方自治を守り生かす知事か、これを投げ捨てる改憲派知事か」にあるのではないでしょうか。
 知事の選択は、政党の組み合わせで決まるものではありません。府政転換を斬う府民がカを合わせれば、知事をかえることができます。
 わずかな年金で細々と暮らすお年寄りも、子育てに悩む父母も、京都では同世代の半数に達しようとしている非正規雇用の‥若者も、大企業の職場で過労死を恐れながら働く労働者も、口を開けば「公務員が悪い」と攻撃にさらされながらも府民との接点でがんばっている自治体職員や学枚の先生も、「小泉暴走を許さない」の一点、「地方自治・住民自治を守ろう」の一点、「憲法改悪を許さない」の一点で、立場の違いを超えてカを合わせ、この異常な社会と政治を変えようではありませんか。府政を変えようではありませんか。
 私たちは、本日の「京フエスタ」参加者を先頭に、「憲法を響かせる知事を京都から」のポスターを府内一円に粘り出します。府民のみなさんのご協力をお願いします。
 2万を大きく超えるアンケートの背後には、数十万の府民の声があります。「民主府政の会」は、本日の「かがやけ憲法・地方自治京フェスタ2005」を跳躍台に、早急に260万府民を代表する知事侯補を決め、府民のみなさんの声と期待に
こたえる決意です。
 府民のみなさんのご支援とお力添えを、心からお願いします。

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