山田府政の本質ズバリ

「府政研究会」シリーズブックレット発行

記念シンポを開催

 12月3日、京都府政研究会と自治体問題研究所が、シリーズブックレット「京都府政研究」の5冊が発刊されたことを記念してシンポジウムを開催しました。 「京都府政研究」は、約1年半前に研究会を設置し、京都自治体問題研究所の学者・研究陣と府職労を中心に自治体労働者や経済界、労働界、福祉・医療分野などの現場の労働者なども参加して研究・討論を積み重ね、この12月に5冊のブックレットとして発刊されたものです。
 知事選に向けて京都府政の実態と改革の展望を示すブックレットは、格好の学習資材です。1冊500円。(自治体問題研究所・電話241ー0781まで)
 シンポジウムでは、それぞれのシリーズの責任者から、まとめるまでの苦労や編集方針、主な内容などが報告されました。
 主査を務めた中林氏(平安女学院大教授)は、シリーズ全体の構成や知事選に向けて発刊の意義を中心に報告、各セクションからポイント的な報告がありました。
 「山田知事は府政を広域的なインフラ整備に純化させようとしている」
 「京都は全国が上向いている中でも経済は悪化している。工場誘致・公共事業・リゾート開発の行政は破綻している。自治体の理念のある産業政策が必要」 「社会保障構造改革と対決して府民を守る防波堤としての府政を基本にまとめた」「日本の生徒の学力は上位グループと下位グループとの2極化が著しい。経済力の格差拡大と符合している。自己肯定感を高められる学校を、生徒・教職員・保護者・地域の共同でつくりあげる方向を提起した」
 「キーワードは生活・防災・交通・環境だ。住みやすい地域が大切」など。
 この後参加者からの意見交換がおこなわれました。

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