これでいいのか!?京都の「安心・安全」
6月12日・自治体のあり方を考えるつどい
京都府が「安心・安全町づくり」立ち上げたが 京都府犯罪のない安心・安全なまちづくり計画策定委員会(第1回)が4月28日開催されました。12月府会で制定された条例にもとづくもので、「安心・安全なまちづくり及び犯罪被害者等に対する支援計画の策定」を行うことを目的としています。8月までに3回の委員会を開催し、9月に中間報告、10月からパブリックコメントをもとめ、4回目の委員会の後、最終案を12月にまとめ、議会に説明する日程です。防犯カメラやスーパー防犯灯、子ども緊急通報装置の導入を図る」などを検討課題に挙げていますが、注視する必要があります。 増える監視カメラ、本当にこれでよいのか さてそのカメラですが、京都新聞が3回(5月10〜12日)の連載を行っています。京都駅には300台を超えるカメラが設正されているといい、四条通りには6,600万円をかけて82台のカメラが設置されました。京都府警は街頭犯罪抑止のため、カメラ設置を呼びかけ、駐車場を中心に2年間で約850台が設置されたといいます。「防犯のため」といえば何となく仕方がないと思いがちですが、「実際に治安が悪化しているわけではない。将来への備えのために、補助金が出るうちに設置した」(四条商店街)もので、「令状はなかったが、警察の要請であれば断れるわけがない」(地下鉄四条駅)とテープを提供したが、3月経っても返却されていないといいます。これで市民のプライバシーは本当に良いのでしょうか。 京都府国民保護協議会を5月30日に開催 京都府は5月30日に「京都府国民保護協議会」を開催します。この協議会は、3月の議会で制定された条例にもとづくもので、有事体制に見合う「国民保護」体制を各県・市町村でも確立・推進しようとするものです。 5月9日には、「近畿地区国民保護ブロック会議」も開催され、参加した市民からは「保護体制より戦争を起こさない努力が大切」などの声が寄せられていました。戦争を支える市民組織になる危険性が心配なのですが・・・。 どうなる京都は?これでいいのか「安心・安全」 阪神大震災・新潟中越大震災・台風23号災害と大きな災害が次々と襲っています。災害の先頭に立って働く消防職員や自治体労働者などが府民のみなさんと「これでいいのか」と語り合うつどいを計画されています。 日時:6月12日(日)午後2時開会) 場所:ハートピア京都大会議室 報告:「阪神大震災・同時多発テロ」消防職場はどう変わったか 「台見23号からの教訓」いま問われる自治体の役割 「異常な京都府政」「国民保護計画をめぐって」 フロアー発言と討論 〈入場無料) 問い合わせ:京都市職員労働組合(075−222−3883) |
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