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広範囲の住民から切実な声 

 府民アンケート、2万400通超える

 「民主府政の会」が配布したアンケートがかつてないスピードと規模で返信されています。全戸ビラが各地に到着して1月。「アンケートをとられたことに感謝」こんな声とともに続々返ってきており、11月6日現在で2万400通を超えました。一時は1日で2千通を超える日もありました。今は、平均して1日千通が帰ってきます。大きな特徴は、回答欄にびっしりと生活の大変さがつづられていることです。
この規模は、これまでのアンケート活動では最大規模になります。
 返信されたアンケートから声を紹介します。
 
 ◆京都府政は弱い者に手厳しいと思います。…わが家は母子家庭で養育費ももらえない状態の家庭で、本当に貧困です。苦しい家庭にも教育が受けられるように望みます。大学に行って学びたくても進学できない、何のために勉強しているのかという子どもの失望。行かせてやれない親の悔しさ。福祉の充実をお願いしたいです。
 どこにも意見が言えなかったが、このようなアンケートをどんどんしていただいて、京都府民の意見をどんどん聞いていただきたいです。(下京区・女性・40代)
◆高齢者いじめをしないで下さい。高齢者でも働けたらいいけど、私たち夫婦のように、主人は片目失明、私は足が悪く働けず、年金は減少。これでは早く死ねといわれているようなものです。テレビなどで年金の話が放映されていると血圧が上がり具合が悪くなる毎日です。(綾部市・女性・60代)
◆この数年、給料がどんどん目減りし暮らしはますます苦しくなっています。この上、サラリーマン増税など、またかと怒り心頭です。納税はもちろんなのですが、それを適切に使って欲しい。本当に必要としている人のためにと思います。(京丹後市・女性・50代)
◆私は0歳児の母親です。20歳で、今まで国のこと、府のことには興味がありませんでしたが、子育てをして見えてくることがたくさんあります。…「少子化、少子化」と言われる時代、「子どもをもっと産め」といわれるのは私たちの世代です。そんなに言うならもっと助成金や施設、その他、子どもを育てやすい、もっと産める街にして欲しい。(伏見区・女性・20代)
◆子どもの医療費軽減など、子どもを育てる中でのかかるお金を少しでも減らして欲しい。若い世代の家庭も多くなると思うのですが、生活がきびしい。田舎の方は出産祝い金などもらえるところが多いが、京都は無理でしょうか?子どもを育てやすい環境づくりに力を入れて欲しいと思っています。(南区・女性・20代)◆子どもを産んだ初めて思ったこと。(転勤でいろんな地域に住んで思ったこと)京都は子ども連れで楽しめる施設が少なすぎる。駅、道路などベビーカーや車いすでの利用がしづらい。医療費負担が大きい。子どもが病気になったとき、安心して治療を受けられるようにして欲しい。ゴミの分別収集の甘さに驚き。もっと徹底すべき。(西京区・女性・30代)
◆宮津地区(上宮津)は台風23号の後が被害時そのままの姿で残っている。国民の税金をもっと被害救援に使って下さい。(宮津市・男性・
30代)
◆現在、第2名神高速の建設計画が練られていますが、今後は人口減、車も減ってくる。大型公共工事はまったく必要ありません。…何といっても人口が年々減少していくのです。高齢化社会に対応して福祉、介護、年金、保険など社会保障制度の充実に力を入れるべきです。(城陽市・男性・50代)
◆長岡京市など2市1町との水道水契約があまりにも不合理である。見直しをすべきである。第2外環状道路計画が住民の安全・安心、環境を破壊するものと認識したうえで、被害を最も最小限にすべき対策をとるべきである。(長岡京市・男性・60代)
◆キリンビール跡地の開発で、交通の問題、向日市北部の商店がどうなるのか、私たち老人が安心して住み続けられるのか心配です。水の問題も昭和40年代のようにおいしい地下水を料金も安く使えるようもとにもどして欲しい。乳幼児医療も学齢まで無料にして欲しい。一日も早い実現を待っています。(向日市・女性・60代)
◆京都南部に位置する精華町は学研都市とは名ばかりで不便きわまりない。京都府の南端であっても同じように府民税を払っているのだから地元の声を聞いて欲しい。京都府民としての実感がわいてこない。(精華町・女性・50代)
◆京都の歴史的建造物や風物を後世に残していきたい。まだらにではなく街として。間違っても三面コンクリートの川など作らないでほしい。障害者に、弱者にやさしい京都府であってもら
いたい。(下京区・男性・60代)
◆米作り対策(米価)の低価、これ以上がまんできません。林業対策はすべてありません。生活できる対策を。(京丹後市・男性・70代以上)

 小泉」構造改革」によって、大きな痛みをこうむっている住民の悲痛な声と言えます。それだけに、自治体に対する期待が強く、住民本位の民主府政の確立が切望されています。

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