「ゼスト御池」率直に反省

「高速道路」いかんともしがたい

 桝本市長は、3月9日の予算特別委員会市長総括答弁で重大発言をおこなっています。
 (藤井議員・共)ゼスト御池は銀行から「これ以上の融資の借換は応じられない」といわれ、市が99億円の巨額を債務保証することになった。これまでに大手ゼネコンは工事代金を受け取り、大銀行とくに三菱・東京・UFJは金利だけで27億7000万円も儲けている。どう反省しているのか。
(市長)バブル経済の崩壊とその後の長引く不況など時代の先行きを十分に見通せなかった。駐車場や公共地下道を直轄事業にせず、3セク方式を採用したことなど、今となっては率直に反省しなければならない。(藤井)市はH18年度までに68億8000万円も税金投入している。14億円も投入しエレベーターや階段まで買い取った。地下駐車場の起債返済が25年に始まる。委細の資料を公開し、市民討議に付せ。
(市長)資料は全部公開したい。
(藤井)市内高速道路「斜久世橋線」が京都市の街路事業となり、総事業費270億円のうち、56億円も市負担となった。4車線にすれば、さらに75億円も必要だ。国保や敬老乗車証などで40億円もの市民負担を押しつけておいて問題だ。
(副市長)本来半分程度の負担を努力して5分の1になった。選択と集中で必要な負担はお願いせざるをえない。
(藤井)山科〜伏見間450円は高いし、残る3路線も「中止すべき」と与党も言い出している。見直すべきだ。
(副市長)財政状況を見極めながら事業化に向けて推進したい。
(藤井)京都高速道路はこれ以外にも出資金、接続道路、ランプ事業などで、18年度だけでも33億円も予算提案される巨大事業だ。三路線は中止すべき。
(市長)結果として私に責任があるが、国家政策としておこなわれたことで、いかなる人が市長になってもいかんともしがたいもの。(自治体要求連絡会ニュースより)

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