雪の嵐山、広沢の池散策
    2月2日、京都市内にまとまった雪が降りました。嵐山から嵯峨野、広沢の池辺りはすっぽりと雪景色に包まれました。「まってました」ばか りに、カメラマンが早朝から絶好のチャンスを待つ。雪の加減、光、アングル、カメラの防水対策、まったく隙がない人たちが多い。
 景色の撮影は「待ち」が大切だといわれます。しかし、ただまつだけではいい写真は取れないだろう。センス、執念、アングルなど経験がもの をいう場合が多い。やたら歩き回ってもいい写真は取れない。写真の構図を描き、イメージどおりの条件がそろうまで執念を持ってまつ。その 時は、心でシャッターを切る。
  カメラマンの人たちを見ていると、何回も足を運んでいるように見える。意外なのは、嵯峨野あたりにはカメラマンは少ない。保津川と渡月 橋、嵐山、雪、船、やっぱり主役と脇役がしっかりと存在感を示しているのが、渡月橋界隈なのだろう。







 嵯峨野の雪景色は、牧歌的でいいが、平凡すぎるのかもしれない。広沢の池まで足を伸ばすと、神秘的で、美しい風景に出会う。水を抜いた池に雪が積もり、銀世界の中を小川が流れる、バックの山、小船、芦か葦などここも主役と脇役がマッチしている。
 
 2月2日の雪は、早朝から振り出したが、朝から昼にかけてふり続きました。ちょっと間に太陽が山々を輝かせました。これまた審美的でした。広沢の池にじっと腰をすえているカメラマンがたくさんいました。やはり、「待ち」の執念か。