宇治橋周辺、春模様


 5月、新緑が心地よい季節。府道宇治公園線を宇治川にそってゆったり歩く。宇治が生んだ
歌人田中順治の歌碑、発電所、源氏物語ミュージアム、世界遺産の宇治上神社、平安から鎌倉
時代の歴史の香り。その中に興聖寺がある。

興聖寺へは琴坂を通る。中国風の門をはいり、もみじなどの新緑の下をくぐる。
それだけでも心和む
宇治川にかかる朝霧橋の紅の色が映える。

興聖寺





























琴坂入口の門から、緑の回廊を通り、興聖寺へ。
紅葉の季節もいいものだが、新緑のこのとき、
柔らかな季節が包み込んでくれる。興聖寺は、曹洞宗永平寺派の寺、宋の留学から戻ってきた道元が越前の永平寺を開く前に伏見に建立しましたが戦乱で廃絶。江戸時代にこの地に再興されました。 京都の自然200選に挙げられているツツジやサツキが咲く美しい庭園で宇治十二景の一つ、桜やカエデが茂る参道は、両脇を流れる山水の音が琴の音色のように聞こえることから(琴坂)とよばれて親しまれている自然豊かな寺。本堂にある平安時代中期の木像聖観音立像は、源氏物語、宇治十帖の古跡(手習の社)に祭られていることから手習観音とよばれてます。また、本堂には伏見城の遺構を移築したもので血の手形が残る天井や鴬張りの廊下などがあります。

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