春の宇治川周辺歴史散策


          世界遺産に登録されている宇治平等院
 宇治川橋の周辺には、平安時代や室町、鎌倉時代の歴史遺産が刻まれています。世界遺産に登録されている平等院には、平家と壮絶な戦いを演じた源頼政の墓があり、義経が木曽義仲と対戦した記録、日本最古の神社建築といわれる宇治上神社(世界遺産登録)ゆっくりと散策すれば、新たな発見もあるでしょう。
朝霧橋や宇治橋の袂には源氏物語を象徴した石像、紫式部の石像などみかけます。
 平安時代の中頃、紫式部により書かれた「源氏物語」は、千年の時を経た今も、世界的に高い評価をうけつづけています。その後半部の十帖は宇治を舞台にしており、特に「宇治十帖」の名で親しまれています。源氏物語ミュージアムは宇治市がもつ歴史と文化の薫りを大切にしながら、復元模型や映像を通して、実感的に「源氏物語」が親しめる施設になっています。


真言宗朝日山恵心院内の水子地蔵
 宇治に夏祭りの到来を告げる県神社の大幣神事と宇治神社の還幸祭は、6月5日に行われます。旧宇治市街地を舞台に勇壮な馬馳せや傘御幣引き、御旅所からのミコシなど威勢がいい祭りです。

府立茶業研究所では5月はじめに一番茶摘

日本最古の神社建築で世界遺産に
登録されている宇治上神社


平等院で自刃した源頼政の墓が