松尾大社・八朔祭毎年9月の第一日曜)

   
 松尾大社の八朔祭が、9月5日に行われました。六歳念仏や盆踊り、八朔相撲や「女みこし」など勇壮に執り行われました。八朔とは旧暦の8月1日(朔日)のことで、この時期に台風や病害虫の被害が発生しやすいことから、風雨の順調や五穀豊穣、家内安全を祈ることを目的に130年前から開催されています。その昔は9月1日に行われていましたが、1976年ごろより9月の第一日曜日に行われるようになりました。
 八朔相撲は、鎌倉時代から連綿としてつづけられています。最近では国体の京都府代表決定もか
ねており迫力があります。相撲の後は、子どもの健康な成長を願って土俵入りが行われます。
 「女みこし」は、松尾大社を出て嵐山まで練り歩き渡月橋の上流から対岸に船で渡されます。上陸するときは勇壮な太鼓が迎えます。掛け声は「わっしょい」わっしょい」ではなく、「フォイット」「フォイット」でリズミカルな振りがつけられています。しかし、神輿はなかなか重く、かつぎ手はめまぐるしく変わりながらすすめます。そのタイミングがまた見ものです。
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