京都御苑の桜は、まず御所の北側にある近衛邸跡と丸太町方面のしだれ桜から開花します。見事な枝振りで、目を楽しませてくれます。3月下旬のことです。このころは、梅林の梅が少しのこり、桃園の桃が満開になります。季節によっては、この3つの花が同時に満開と言うこともあります。それは美しく、これに木蓮が彩りを添えてくれます。
 4月にはいると、御苑内の山桜やソメイヨシノが開花。御所の西には枯れた黒松に根を張り花を咲かす「桜松」(上の左と下の左から2枚目)が咲き、梅林の南にある桜が最後に開花、長く桜を楽しむことができます。夜は、街頭に下の桜が映えます。