アルバイト職員と学習「就職難を科学する」
       青年部学習会に40人が参加
「青年の5人にひとりがフリーター、大卒の就職率55%…」いっこうに解消されない青年の就職難。一方で正職員は長時間・過密労働で毎日クタクタ。
 今、府庁でも正規職員の採用が抑制され、臨時やアルバイトの青年職員が増加しています。「不況だからしかたない、能力主義の世の中だから仕方ない」で済まされることでしょうか? 青年部では11月7日昼休み、京都総評事務局長の岩橋祐治さんを講師に本庁の臨時・アルバイト職員にも呼びかけて「就職難を科学する」と銘打った学習会を開催しました。参加した40人の青年の半数が臨時職員と就職難への関心の高さがうかがえました。
 就職難や雇用問題を引き起こしている財界の「21世紀戦略」や、ヨーロッパの充実した社会保障の話に、日本が青年の雇用問題に積極的に取り組んでいないことを実感。
「就職活動をしていないわけではないのに、フリーターなどが偏見の目で見られる社会を改善すべき」
 「自分自身フリーターと呼ばれる身で就職難を実感している。これを機会に今後のことをまじめに考えたい」
 「就職支援をもっとしてほしい」
 などの感想がよせられました。また、
 「はじめて役所で臨時職員として働いたが、待遇の悪さに驚いた。賃金なども納得のいかないものだった」
 「仕事をしていても差別を感じるときがある」
など臨時職員の勤務条件に関する声も寄せられました。


「1人の100歩より100人の一歩」
心がけた活動

自治労連全国大会で決意

 8月23日から24日にかけて、高知市内で自治労連の全国大会が行われ、京都から11人が参加しました。
 大会では、全国21地方組織から30人が発言、地方の多彩な活動経験を交流。青年職員が減少する中で、実行委員会形式でイベントを行うなど、試行錯誤を繰り返しながら青年部活動の活性化をめざしているという発言の多さが特徴的でした。
 京都府職労からは4人が参加し、原水禁大会に向け「平和のうちわ」てつくって、代表の資金をつくった経験を報告。このうちわの取組みのように一人の100歩よりも100人の一歩を心がけとりくんでいこうとという決意がこもっていました。