げんなり最賃伝説第2章の幕開け

5月23日から6月22日の1月、約125000円

 「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」憲法25条です。ところが、京都の最低賃金は時給678円(月額約11万9000円)、時給1000円には程遠いものです。はたして、この賃金で「健康で文化的生活」を送れるのでしょうか。
 これを検証するために昨年、青年たちが「げんなり最賃伝説」と銘うって最賃生活体験を行いました。これにはマスコミも注目、ニュース番組だけでなく「特集」を組む放送局もありました。結果は、1月間最低賃金で生活できた青年はわずかでした。
 しかし、この体験が生きたのか、昨年の京都の最低賃金が時給で1円引き上げられました。1円といえども貴重な成果でした。それでもこの時給で「健康で文化的生活」が送れるわけがありません。
 今年も、最賃引き上げのとりくみとして「げんなり最賃伝説・第2章」が、5月23日にスタートしました。挑戦者は昨年を大きく上回る65人。条件は、家賃の4万、国民健康保険・国民年金の保険料を合わせて12万4752円、実際に食費などに使えるのは約10万円。
 京都総評青年部は、「最賃HP」を開設、毎日の状況を伝えます。ちなみに府職労からは10人の青年が挑戦していますが、初日の23日は、値引きが始まる時間帯にスーパーに買い物に行き、まとめ買いをした青年も。
 はたして、何人が生き残れるか、ぜひ注目してください。
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