青年が希望もてる集会

「青年円山一揆」だ

京都自治労連が集会成功へアピール

            プロ野球労組事務局長が講演

 「2ケ月で休みはたった1日。残業代もでない」「何十社受けても決まらず、就職活動をする気力もなくなった」――働く青年も働きたい青年も、仕事・就職難の問題は自分のせいだと悩み、模索しています。果たして私たち青年のせいなのでしょうか?
 こうした京都の青年学生の実態に正面からこたえ、希望の持てる集会をやろうと、2005年6月12日(日)、若者の就職難の解決、働くルール改善を求める集会「円山青年一揆」を京都の円山音楽堂で開催することを決めました。
 いま、京都府の仕事・就職難の問題で、とりわけ私たち青年学生の実態は未曾有の深刻さにあります。完全失業率は依然として高い水準にあり、2003年度、15〜24歳の完全失業率は、全国平均10.1%に対して京都府は13.0%となっています。高卒者の就職内定率は80.2%にとどまっています。京都府は「雇用創出目標を57000人」と掲げていますが、その大半が派遣や請負、パート・アルバイトなどの不安定雇用で、現在京都府の勤労者全体の24.8%、4人に1人がパート・アルバイトとなっていて、その比率は全国最高であり、深刻な雇用と失業問題の抜本的解決になっていません。
 集会に向けて立ち上げた実行委員会では、「仕事や就職難であきらめ、自信をなくした青年の希望の持てる集会を」「バラバラにさせられ悩んでいる青年をなくしたい」「若者を熱くする集会を」「京都で仕事と就職難で悩み苦しむ青年の思いや怒りをこれまでにない規模でアピールしよう!」と活発な議論が交わされています。そして、メイン会場を円山音楽堂にし、3000人規模の集会に挑戦します。集会名「円山青年一揆」は、若者の仕事・就職難の未曾有の深刻さと、この現状を何とかしたいというパワーみなぎる名称になりました。
 集会の内容も具体化されつつあります。講演には、日本プロ野球選手会の事務局長を務める松原徹さんが「若者の深刻な実態と集会の主旨に心打たれ」、当初困難だといわれていた日程を調整し、来演してもらえることとなりました。分科会では、青年学生の仕事・就職難の悩みや模索、関心に丸ごとこたえる多彩な企画を検討中です。
 多くの青年学生と語り、学びあい、「自分を責めなくていい」「もう一人で悩まなくていい」「みんなで力を合わせて声をあげれば職場も社会も変えられる」ことを青年に広げ、社会を揺り動かす運動をつくりましょう。3000人もの若者が円山に集えば、若者の力で世の中を動かせます!あなたの一歩が世の中を動かします!若者が将来への希望をもち、人間らしく働ける社会をつくるため、「6.12円山青年一揆」に集うことを、心から呼びかけます。
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