苛酷な生活バトルただいま実施中
     ついに一日の食費が444円になってしまった

 今日の支出・食材、427円/外食、350円 合計777円。これが、ある青年の6日目の食費です。残額10,660円。これからは1日あたり444円。
 京都総評青年部が今年もはじめた「げんなり 最賃体験」。1時間682円、これが京都府の最低賃金です。1月フルタイムではたらいても、12万円程度。生活保護費よりも低いのが、この最賃。ここから家賃や水光熱費、保険料など引くといったいいくら残るのか。残ったお金で食費をまかなわなければなりません。
 府職労青年部では、8人の部員が最賃生活に挑戦しています。これまでの体験では、病気になったらとても一ヶ月はもたない。結婚式や飲み会や付き合いは禁物。ただひたすら自炊を貫き耐乏生活あるのみ。
 しかし、この生活は特殊でもなんでもない。「フリーター」や「ニート」が急増する中で、月収12万円にも満たない労働者がたくさんいるのです。
 社会保険もなく、雇用保険もない、年休もないという青年が派遣や請負などではたらいています。この7年間で、正規労働者が461万人も減少し、非正規労働者が417万人増えました。
 けっして他人事ではありません。
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