1時間682円、これが京都府の最低賃金です。1月フルタイムではたらいても、12万円程度。生活保護費よりも低いのが、この最賃。ところが、「フリーター」や「ニート」が急増する中で、月収12万円もない労働者が急増しています。
 社会保険もなく、雇用保険もない、年休もないという青年が派遣や請負などではたらいています。この7年間で、正規労働者が461万人も減少し、非正規労働者が417万人増えました。

 非正規といわれる労働者の未婚率は正規労働者に比べ、ダントツに低い。少子化の大きな原因のひとつにもなっており、このまま放置されると日本の社会、確実に成り立たなくなるのかと不安です。

 京都総評の青年たちは、他人ごとではなく、自分たちの問題として「最賃生活」の実態を社会的に告発してきました。自らの生活体験を通じて。
 それは、「げんなり!最賃伝説」とよばれ、過酷なまでの生活費きりつめ生活でした。病気になったら、食費を削らなければ食っていけない。この生活の中から、日本の社会保障の貧困さもみえてくる。

 最賃生活体験を通じて、フリーターだけでなく、すべての労働者の賃金を底上げしなければならないことに気づく。
 「げんなり!最賃伝説」今年は、6月1日から1月間の日程で始まります。新たな伝説をつくるのは、あなたかもしれない。
 詳しくは、京都総評青年部へ。    
           075−801−2308
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