わたしんちの自慢料理 冬は楽しい鍋を囲んで |
「今日はナベにしょうか」子どもの笑顔が浮かぶ。冬の食卓に欠かせない料理。その味も各家庭それぞれ。鍋をつつきながら家族の楽しい団欒もすすむ。手軽にできる鍋料理、さてあなたのお家の隠し味は。 酸っぱさと辛さが魅力 トムヤムクン トムは煮る。ヤムは混ぜる。クンはエビ。わが家では週に1度はタイ料理。妻(フォンヌアン)はタイ料理を食べたい時は輸入食品店で香菜などを買ってきます。 本場のタイ料理はとても辛いのですが、わが家ではいくぶんマイルドな味付けです。それでもトムヤムクンはむせるような酸っぱさと辛さで、それがまた癖になります。 最近ではトムヤムタレー(タレーは海)といって、エビだけでなくいろんなシーフードを入れます。タイ料理の味付けは唐辛子・酸味・油・甘味・レモングラス等の香味の5つの要素から成り立っています。ヤムウンセン(春雨サラダ)もおすすめです。彼女は日本語も上手になりました。 [材料] 生中エビ、白椎茸、トムヤムのタレ、コンソメスープの素、ガランガル(カー)、レモングラス(タカイ)、こぶみかんの葉(バイマックル)、パクチー、ネギ、レモン、トマト、ナンプラー、ココナッツミルク [作り方] 1 ガランガル(カー)、レモングラス(タカイ)、こぶみかんの葉(バイマックル)をゆでる。 2 トムヤムのタレとコンソメスープの素を入れる。 3 エビと白椎茸とトマトを入れる。 4 ココナッツミルクを入れる。 5 ガスを止める。ナンプラーとレモンを入れる。パクチー、ネギを入れる。 家庭でできるおもてなし 豆乳の鶏しゃぶなべ やさしい甘さの豆乳をベースに、鶏肉をしゃぶしゃぶにして味わいます。ヘルシーだけどコクがある、湯葉も味わえて子供たちにも大うけ太鼓判です。 [材料(4人分)] 豆乳・1リットル、豆腐(絹)1丁300g、鶏もも肉(皮なし)300g、鶏手羽中・3本、壬生菜・1束、しめじ・まいたけ・各1パック、にんじん1/2本、そうめん・3ワ、薬味(青ねぎ・みょうが・わさび・ラー油・一味とうがらし)各適宜、ポン酢しょうゆ(すだちの絞り汁・大さじ4、しょうゆ・大さじ4、砂糖・小さじ1、すだちがなければレモン汁も代用OK) [作り方] 1 鶏もも肉は筋などを取り除き、肉の筋と直角に数本の包丁目を入れる。ラップを広げて鶏肉をはさみ、めん棒などで肉を薄くのばすようにたたいて広げる。ラップをはずし、3p幅に切る。 2 鶏手羽中はサッとゆで、霜降りにしておく。 3 ポン酢しょうゆをつくる。カッコ内の材料を合わせ、なじませる。壬生菜と豆腐は食べやすい大きさに切る。しめじ、まいたけは石づきを取り、子房に分ける。にんじんは輪切りにして型抜きする。 4 食卓で鶏しゃぶなべをつくる。なべに豆乳を入れて弱めの中火にかけ、沸騰した時点でゆばをすくい取って食べる。水カップ2を入れ鶏手羽中を入れて軽く沸騰させる。鶏もも肉はしゃぶしゃぶの要領でゆでて中まで火を通し、ほかの具は適宜加える。アクは取り、途中でできるゆばも3のポン酢しょうゆ、薬味に各自つけて食べる。最後にそうめんを加える。 クジラのかわりに ブリのはりはり鍋 冬本番、多い時期は週に2回位鍋です。不規則勤務の私は家族と一緒に食事する機会が少なく、強制的に家族みんなで同時に食べれる鍋は、子どもと会話する唯一の機会なのです。その上共働きでの忙しさの中、手軽でかつ食べ盛りの3人の息子の腹を満たすことができる鍋は、我が家に欠かせない冬の定番メニュー。 今日は私が一番好きな「ブリのはりはり鍋」を紹介したいと思います。 ハリハリ鍋といえばクジラですが、代わりに脂ののったブリを材料にします。ポイントはブリの下ごしらえと水菜を炊き過ぎないようすることです。ブリの透き通る脂のだし汁を追求するためアクはこまめに取ってください。簡単で美味いですよ〜! [材料(4〜5人分)] ブリの切り身・4枚(2パック)、水菜・2株、椎茸6枚(1パック)、豆腐・1丁、白ねぎ・2本、昆布・適量 [作り方] 1 最大のポイントはブリの下ごしらえです。スーパーの切り身のパックは、うろこの処理がイマイチですので、しっかりうろこを取ります。(柳刃で削ぐように)そして熱湯にサッとくぐらせます。(余分な脂分を取ることで臭みが無くなり、だし汁が白く濁らなくなります) 2 土鍋に水を張り、昆布・ブリ・椎茸を入れ、沸騰させます。沸騰したら昆布を取ります。 3 次に白ねぎ・豆腐をいれ、再度沸騰したら水菜(水菜は根元を切り落としてよく洗い、7〜10p位の長さに切る)を入れ蓋をし、20秒で出来上がり! 後は、ポン酢に一味を入れ、ブリをホフホフ、水菜をシャキシャキ、ビールをグビグビやるだけです。 お鍋で不足がちな野菜をたっぷり 今日は「常番」水炊き . 普段不足がちになりやすい野菜がたっぷりと採れる「お鍋」は、わが家の冬の定番。でも材料を切って並べるだけで「準備OK」というところが、毎日の食事づくりに悩むママが採用する真の理由なのかも。 今回は普通に水炊きで、子どもたちはポン酢、大人はお好みでキムチ味も。男の子3人にかかってはあっという間に肉や魚がたいあげられてしまう。最後にはご飯・うどん・お餅を入れて、子どもたちが大好きな雑炊や雑煮でフィニッシュ。きっと普段よりも多く食べているのではないだろうか。 わが家ではシーズン中には昔はやったモツ鍋やたまには豪華にすき焼きなどもやるが、水炊きがスタンダード。「またやってや」という子どもたちのリクエストが親にとってはうれしい。 [レシピ] 家にある材料を適当な大きさに切って、ダシを取った鍋に放り込むだけ。 さむーい冬にはあったかお鍋 いつものメニューにあきたら、野菜たっぷりのラーメン鍋 冬の定番メニューは「お鍋」ですが、いつもの中身に飽きたときには、野菜をたっぷり入れてみんなで突っつきながら食べる、「ラーメンの入ったお鍋」にします。 豚肉か鶏肉、なければベーコンを入れたあと、冷蔵庫の中にある野菜(白菜、キャベツ、ねぎ、もやし、人参、水菜等々)をたくさーん入れます。そこにラーメンの麺(インスタントで十分ですが、中華麺なら良い)をいれます。おだしを、醤油味かみそ味にしてもいいし、ごまだれやあっさりポン酢でたべても結構いけます。みんなの好みで、その時の胃袋の調子でだしやたれを変えて食べています。 おせちに飽きたときに、いつものお鍋や即席ラーメンとも少し違って、食べ盛りの子どもには特に喜ばれる一品です。 |
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