署名が1万6千筆(10月5日現在)超える |
洛東病院の灯を消すな
患者さんや家族とともに頑張る洛東病院支部
「洛東病院の廃止に反対し、 リハビリ医療の充実を求める」 署名は、 10月5日現在で1万6千筆を超えました。
「こんないい病院を何でつぶすのか」 と府民の怒りの声が広がっています。 府職労洛東病院支部は、 病院の存続とリハビリ医療の充実を求めて、 街頭宣伝、 署名、 支部交渉など精力的にすすめています。 9月30日には、 2回に分けた全員集会、 10月4日には支部と病院長との交渉、 10月7日からは毎週水曜日夕方宣伝を開始しています。 毎週土曜日には、 「東山連絡会」 として地域署名・宣伝行動を行います。 府民的には、 10月13日に 「患者の会」 準備会が発足されます。 また、 16日14時から 「東山住民集会」 が予定されています。 府民シンポも計画されています。 4日の支部交渉では 「リハビリの充実を掲げるのなら洛東病院の整備拡充を」 「リハビリの核として充実したいと思うなら、 あらゆる存続方策を必死に検討せよ」 と強く求めました。 病院当局は 「廃止」 を前提として 「後ろ向き」 の病院経営ではなく 「引き続き診療・病院経営に全力をあげることを院内に誠実に徹底する」 ことを約束しています。 府職労は10月8日の賃金確定要求申し入れの席上、 病院当局が知らないままに知事が 「廃止」 方針を一方的に発表するようなやり方は許せない、 職員の仕事と身分を守るためどう努力するのか、 人事当局としての説明責任を果たすことを強く求めました。 |
不可解な知事の議会答弁 |
リハビリの充実いうなら洛東病院の存続を
洛東病院の 「今年度中廃止」 の知事発言、 どうも 「廃止先にありき」 の姿が浮かび上がります。
山田知事は、 9月28日の本会議で議員の質問に答えて 「05年4月から府立医大で再生医療など高度医療に支えられた内科系・外科系を合わせた急性期リハビリを実施する予定」 と、 答弁しました。 マスコミでは 「脳卒中や心臓疾患の手術を受けた直後からリハビリが受けられるよう、 作業・理学療法士らを増員し、 訓練室など必要な施設も整備する」 (9月29付け京都) と、 さも来年から府立医大のリハビリ医療が充実するかのように報じられています。 しかし、 議会答弁に先立ち行った記者会見 (9月10日) で知事は、 はじめて洛東病院の 「3月末廃止の方向」 を打ち出すとともに 「(医大の整備は) これから設計に入り、 2年間かけて基本・実施設計をやり、 その後5〜6年はかかるだろう」 とのべています。 この段階では、 府立医大のリハビリ医療構想は 「これからつくる」 という印象です。 それをたった2週間あまりで急性期リハビリ構想を打ち出せるのでしょうか。 「廃止」 だけではあまりにも府民の支持が得られないので時空を超えた答弁になったのでしょうか。 府職労医大支部が、 知事答弁を受けて医大当局に 「基本計画を明らかにするよう」 申し入れをすると、 当局は 「府議会に資料提出を言われその準備中であり、 直ちに明らかにはできない」 「4月からのリハビリ実施と整備は別、 2つ同時進行する」 と回答しています。 知事答弁後、 計画を改ざんしようとする姿勢と知事発言とはくい違っています。 ここにも疑問が生まれてきます。 |
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