府民の命と暮しを守るために、
全力を挙げて奮闘しよう

        高病原性鳥インフルエンザ問題について
                              
                          2004年3月4日
                              京都府職員労働組合

 
 高病原性鳥インフルエンザが丹波町で発生して以後、家畜保健衛生所、畜産課、健康対策課、生活衛生課、薬務課、現地船井支部の各職場をはじめとした関係職場のみなさんの昼夜を分かたずの献身的な奮闘と、現地作業に参加された多くの組合員、職員のみなさんの奮闘にこころからの敬意を表します。

 今回の事案の最大の問題は、浅田農産からの報告がなかったため初動防疫対策に1週間の空白期間が生まれ重大な遅れをきたしたことにあります。許せないのは業者であり、徹底してその責任を追及するものです。

 府職労は、事案発生後ただちに、原因者責任の追及を基本にしつつ、拡大防止に全力を挙げること、養鶏業者等の救済をはかること、府民・消費者の不安解消に努めること、関係する職員の健康管理、労働条件について十分な配慮と必要な対応をはかることを求めてきました(2月27日提出の「第1次緊急申入れ書」参照)。

 その後も緊急事態に伴う混乱と当局の説明責任の不十分さのもと、現場での意見・要望にもとづき、当局に必要な申入れ等を行ってきました。現場作業でのさまざまな改善、現地作業に動員される職員への事前説明文書の配布や動員計画の全体像の明示、強制動員しないことなどを改善させてきました。

 3月4日には職員長に対し、改めて、関係職員の心身の健康管理と労働条件に十分配慮し必要な対策を講じることを申し入れました。

 現状は対応が始まったばかりであり、急がれる防疫措置、従事する職員の安全確保、養鶏農家のつなぎ融資と損失補填、食の安全のための必要で十分な情報提供や風評被害の防止、感染ルートの解明など、課題は山積みであり、総合的に対処する必要があります。

 府職労は、「府民の命と暮しを守るために奮闘する」府政労働者の組合として、今回の事案解決にむけて全力をあげるものです。
                                    写真は現場に向かう府職員
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