せめて最賃の時給850円に

賃金の底上げ求め京都労働局に請願

 最低賃金の引き上げを求める集会が7月6日の昼休み京都市中京区の御射山公園で行われ、集会後京都労働局までデモ行進しました。 集会では、生協パート労組から、「パート労組を結成して25年、時給800円を獲得しているが、これ以上は困難との回答を得ている。いまは、男性のパート職員も増え、生活給になっており最低賃金の引き上げがどうしても必要」と訴えました。
 5月22日から「最低生活体験」に入っている、青年からは「体験」が報告されました。体験では、「家賃と水光熱費を支払うと1日に使えるお金は300円、これでは食べるのさえままならず、映画も行けないし本も買えない、風邪を引いて薬を買うともう食べることさえできなくなる。これでは何のために生きているのかわからない。希望が持てない」と深刻な実態を報告。
 京都の最低賃金は時給で678円、これではとうてい生活できません。最賃の審議が行われます。昨年は京都で1円の引き上げを実現しました。たつた1円かと思うかも知れません。されど1円です。
 デモ終了後は、京都労働局に最賃の引き上げをせめて時給850円にと個人請願しました。
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