いつもポケットに憲法を

憲法守る多彩な行動と声を

 改めて憲法を手にとって下さい

 府職労は新たに「ポケット憲法」を作成しました(写真)。「日本国憲法」「『九条の会』アピール」「教育基本法」「児童憲章」からなるミニ冊子です。いま改めて憲法を見直すことが大切ではないかという思いからの企画です。 
 憲法、より端的に言えば憲法9条はいま、戦後もっとも重大な局面を迎えています。自民党憲法調査会は@「自衛軍」の創設を明記、A海外での武力行使を可能にする「集団的自衛権」の行使、B天皇の「元首」化などを柱とする「改憲案大綱」を12月中にも決定する予定です。
また民主党も「憲法提案中間報告」で、集団的自衛権の行使に道を開こうとしています。
 ひきつづき自民党・公明党は来年の通常国会で、国民投票なしに国会での3分の2の賛成で憲法「改正」を可能にするための国会法改正案の提出を決めています。
 しかし世界での評価はどうでしょうか。1999年にオランダのハーグで開かれた世界市民会議では「各国議会は、日本国憲法9条のような、政府が戦争することを禁止する決議を採択すべきである」ことを確認しました。2000年5月には、国連が憲法9条を各国の憲法にも採用することを求める計画を発表しました。
 憲法9条は、「妨げ」(アーミテージ米国務副長官)でも、「再検討が必要」(パウエル同国務長官)でもなく、平和な世界をめざす新しい流れのなかでまさに光り輝いているのではないでしょうか。 
 「ポケット憲法」は当面、職場内を中心に活用します。改めて憲法を読んでみませんか。そしていま一人ひとりができることを考えてみませんか。

憲法バッジ、憲法ハガキみんなでできることしよう 女性部が憲法グッズ

 女性部では、「9条の会」のよびかけにこたえて、一人ひとりにできることってなんだろうと話し合った結果、憲法9条バッジ(1個100円)と憲法9条ハガキ(5枚セット100円)を普及すること、憲法紙芝居などをつかった憲法小集会を開くことを決めました。また、2005年「世界女性行進」にむけて、タペストリー「憲法9条にノーベル平和賞を!」をつくるため、各支部で創意工夫したパッチワークづくりにとりくみはじめています。