イラク開戦から2年

全世界で反戦平和の声 京都ピースアクションに1200人

 4月10日、宇治・大久保でヒューマンチェーン

 米英軍のイラク侵攻から2年目の3月20日、全世界で反戦平和の行動がとりくまれました。ロンドンで10万人、ローマで1万人、イスタンブールで1万5千人、ブリュッセルで5万人が参加、全米でもイラク帰還兵を先頭に数百カ所で開催、もちろん日本各地でも集会・デモなどがとりくまれ、改めて「イラク占領反対」の大きな世論が示されました。

 京都では「STOP!イラク派兵・京都」が呼びかけたピースウォークと事前の集会に1300人が参加。休日を楽しむ市民・行楽客のなかを鴨川三条河川敷から円山公園までの道のりを歩いて、「イラク軍事占領を終わらせよう!」「京都からのイラク派兵をとめよう!」の声を響かせました。 また、府職労宇治支部も参加する「平和と憲法を守る宇治共同センター」は、宇治市内3カ所で「3・20ピースアクション」に連帯して、午前11時半から45分間、宣伝行動を実施。
 市民や観光客でにぎわう宇治橋近辺では、労働組合員や青年、女性、年金者など85人が参加し、「これ以上イラクの人々が犠牲にならないために、大久保・黄檗からもイラク派兵を止めるために、ともに力を合わせよう」、「若者が平和のとりくみの先頭にたって頑張る」、「戦争で犠牲になるのは女性や子どもたち。悲しい思いをする人たちを、この宇治から出させない」、「日本を戦争する国にしようとするたくらみを打ち破り、平和憲法を守ろう」と呼びかけました。
 今年1月と2月の上旬、宇治市内の自衛隊大久保・黄檗基地からは、12人がイラクへ先遣されており、5月には中部方面隊第3師団からの本格的な派遣が行われようとしています。
 こうしたなか、地元では「STOP!イラク派兵平和憲法を守れ宇城久実行委員会」が結成され、3月29日に元吹田市職員の西谷さんを招いての学習会や、「4・10ヒューマンチェーン・大久保」などのとりくみがすすめられています。

 STOP!イラク派兵 平和と連帯ヒューマンチェーン・大久保
  4月10日(日)午後2時、集会開始 2時30分・ピースウォーク 3時30分・ヒューマンチェーン 城南勤労者福祉会館
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