高すぎる京都市の国保料

知事に不服審査請求提出

 8月1日、京都市がおこなった今年度の国保料の決定に対して、「余りにも高すぎる」として行政不服審査法にもとづく審査請求を生健会や京商連、年金者組合などが中心になって京都府知事宛におこなう申請の提出をおこないました。
 南区から参加した人は「いままでの2倍になった。国保料が上がり、敬老乗車証が有料になり、ゴミまで有料になる。おまけに住民税もかかると、1カ月分の年金が巻き上げられることになる。夫婦2人で年1回せめてもの旅行を楽しんでいたのができなくなってしまうことになる。同時に、取られた分は国や自治体に吸い上げられるだけで、地域に還元されなくなってしまい、地域も大きな影響を受ける」と話していました。 参加者の中には、「3倍にもなった」という人もおり、今回の国保料決定が当初考えられていたよりも広く、かつ大幅な引き上げとなって影響を与えていることが明らかになってきていす。「他都市でもやっている方式だから」「低所得層に負担が押しつけられても良い」という京都市当局の言い分は、京都市や市長が市民の苦しみに真正面から相対していないことを如実に示すものです。
 この日行動に参加したのは35名、審査請求を提出したのは36名分でした。第2次提出を8月10日にも予定しています。また各行政区宛にも提出を予定しています。
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