アスベスト対策 京建労がパンフ

全組合員に健康実態問診調査へ

 京建労(全京都建築労働組合)のパンフ・「アスベスト対策」が好評です。「そもそもアスベストは何か」「除去したアスベストはどのように処理すればよいのですか」など17の質問に答える形で作成され、非常にわかりやすい内容です。
 アスベスト被害はクボタの「10年で51人死亡」という大惨事の報道で深刻な実態が明らかになり、関係者に大変なショックを与えました。同時に国の対策の遅れに怒りが湧きました。 京建労は、1985年から本格的に「アスベスト対策活動」を展開してきました。この模様は、NHKで報道されました。全国的な取り組みもあって1992年に「規制法案」が野党から提案されましたが、業界団体や自民党からの圧力で審議されないまま廃案になっています。
 1986年にILOが最も毒性の強い青石綿の使用禁止、吹き付け作業の禁止など定めた162号条約を採択しました。日本では2004年10月以降10品目に限り原則使用禁止になっていますが、162号条約を批准したのは2005年7月のことでした。
 いま京建労は、「アスベストの吸入・健康実態問診調査」を全組合員対象に実施しています。問診結果を基にして被害の実態を明らかにし今後の対策に役立てるものです。
 パンフのお問い合わせやあすべすの相談は、京建労まで。075−662−5321
 
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