これ以上の生存権の破壊は許さない

4.20全国統一行動 怒りの円山集会・デモに1500人

東京では「郵政民営化」反対の国会請願

 賃金の底上げ・均等待遇、郵政の民営化許すな、イラクからの自衛隊の撤退、憲法改悪反対などの要求をかかげ、4月20日に全労連と05春闘共闘委員会が全国統一行動を行いました。 東京では、全国から2000人の代表が駆けつけ(京都府職労から2人)雨の中、総務省前などでの要請行動を実施するとともに、日比谷音楽堂で決起集会、国会請願デモ、議員要請などとりくみました。
 京都では、午後6時から円山音楽堂で決起集会がおこなわれ1500人が参加、集会後京都市役所前までデモ行進しました。
 自治労連は、公務労組連絡会に結集し13時10分から人事院前、総務省前、内閣府前で同時行動を展開、市場化テストや指定管理者制度など公務・公共サービスの商品化、定数削減・独立行政法人化などによる「公務リストラ」を許さない要求をぶつけました。
 また、地域間格差を拡大し賃下げとなる「給与構造の見直し」に反対する署名を提出。
 いま、小泉首相が「構造改革」の本丸と位置づける「郵政民営化」関連法案の国会提出が準備されています。しかし、自民党内でも紛糾しなかなか具体案がまとまらない状況、国民にはなぜ「郵政民営化」なのか明確にならない実態もあり、国会提出前に「阻止」できる可能性も広がっています。この中で、全国会議員への郵政民営化反対の要請を行いました。
 京都では「これ以上の生存権の破壊は許さない」と「怒りの府民大集会」を開催。主催者を代表して大平京都総評議長が「小泉内閣とともに米国と財界シフトに立ち向かうたたかいを広げよう」とあいさつ。国会の「憲法調査会」が本来の役割を逸脱し「憲法改悪」の論点整理を打ち出し改憲の動きが加速されようとしているとき、草の根から憲法守れの声を上げようと訴えました。
 集会では、元「ザ・ニュースペーパー」の松元ヒロさんが風刺の聞いたコントで憲法改悪や日中関係など小泉首相をものまねで批判、会場を沸かしました。 05春闘は、5月1日のメーデーへと発展していきます。
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