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生活改善・時間短縮求め人事院前行動
3.6中央行動に延べ8000人
 3月6日、007年国民春闘の最大の規模で中央行動がとりくまれました。全労連パート・臨時労組連絡会の池袋駅前、全労連女性部の銀座マリオン前の早朝宣伝行動をスタートに、国会議員要請、省庁行動、霞が関包囲行動、中央総決起集会、銀座パレード、日本経団連前行動など、終日にわたり行動を展開しました。 公務労組連第1次中央行動に2000人超をはじめ(府職労から5人参加)、全国から各産業別代表、パート、青年、女性ら、のべ8000人以上が参加して終日行動を展開しました。

  「最低賃金底上げ、均等待遇の実現を求める」総務省前・自治労連独自行動が、とりくまれました。開会あいさつをした自治労連・駒場委員長は、「職場では、正規・非正規が一体となって働いている。均等待遇の実現は一刻の猶予もならない。擬装請負の問題も含め労働破壊は、政治がつくり出したものだ。政治決戦の今年、その勢力への審判をきっちり果たそう」と述べました。
 川西副委員長(関連協議長)から情勢報告。全国的な調査から、非正規の割合が5割を超える自治体があることや、昇給もなく通勤費込みで700円程度の低賃金、忌引き休暇もない、更新時の雇用不安などの劣悪な労働条件におかれている非正規職員の情況に触れながら、「これで住民の福祉・くらし・健康を守っていけるのだろうか。自治体がワーキングプアを作り出しているといっても過言ではない」と怒りを込めて総務省へ糾弾の声を浴びせました。

 そして、群馬や栃木などの先進的なたたかいを紹介して、「私たちのたたかいが情勢を切り開いていることは確かだ。このことに確信を持ち、全国のなかまと共に最低賃金底上げ、均等待遇の実現のため奮闘しよう」と報告しました。
 連帯して全労連パート臨時労組連絡会からあいさつがあり、最低賃金の改正、生活していける賃金保障をめざして、最賃委員へ立候補して、非正規職員の現状を知らせる運動をしていることを報告。「何か起きると真っ先に被害をこうむる。どこでも誰でも時給1000円以上を掲げて、元気に働き続けられるよう奮闘したい」とのあいさつがありました。

  「学童指導員全員が200万円程度の年収だ。これでは夢を持って働き続けることはできない。はたらく条件を改善したい」(千葉・船橋)、「日給を一方的に引き下げることがきっかけで、3人で結成した組合が今では80人になっている。同一労働・同一賃金めざしてがんばりたい」(兵庫・西宮)と2名の方から決意表明。
 最後に、総務省交渉に向かう関連協代表への激励とシュプレッヒコールをおこないました。


総務省前要求行動
 引き続き行われた公務労組連「いっせい霞ヶ関包囲行動」総務省前行動では、駒場公務労組連副議長が、代表して開会あいさつ。全国キャラバンの模様を紹介し、“3本の矢“といわれている社会保険庁の問題・教員資格の更新の問題、公務員制度改革の問題と選挙との関係に触れながら、「公務員攻撃を跳ね返していこう」とあいさつ。
 連帯のあいさつに立ったJMIUの三木書記長は、デモ行進に青年が飛び入りで参加したことや、地方TVのニュースで取り上げられたことなど「すべての仲間の賃上げをめざすこの春闘が、これまでにない大きな期待となって広がっている」ことを紹介しながら、「地域でも職場でも切実な世論となっている時給1000円以上を必ず実現しよう」と決意を込めて訴えました。
 公務労組連・黒田事務局次長は、「総人件費削減にむけて改革をすすめる」との総務省回答への怒りをこめた交渉報告、賃金・労働条件改善などの課題、キャラバン総行動などの地域からの運動の到達点について情勢報告し、公務サービスの拡充を求めて、「私たちの手で政治の民主的転換をはかろう」と訴えました。

人事院前要求行動
 「公務員賃金の改善、臨時・非常勤賃金の大幅引き上げ、サービス残業なくせ」など要求実現を求める人事院前行動では、若井公務労組連事務局長が主催者あいさつ。つづいて連帯のあいさつで桑田生協労連委員長は「深夜まではたらいてもパートや非正規の労働者は普通の生活ができない。これを正すのが07春闘。民官、正規、非正規が連帯して、最低賃金の引き上げや実効あるパート法の改正を目指していきましょう」と激励。
 三単産から決意表明がされ、兵庫自治労連・森栗書記長は「兵庫県の日本海側や中山間地では、自治体財政が逼迫し、行政水準の引き下げや職員の労働条件の切り下げ、非常勤者の首切り、偽装請負など広がっている。地域間格差の解消の奮闘したい」と力強く表明しました。

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