「府政をこのままにしていていいのか」

06春闘・知事選挙で学習会府職労北上地協

 府職労北上地協は、2月13日「06春闘・知事選挙勝利」めざす昼休み学習会を行いました。
 学習会では、深刻化する格差と貧困の問題について正面から向き合うべき府政の職場で、総務省からの改革が強引におしつけられ、超勤や過密労働、健康破壊、職場運営の混乱、電子府庁、庁舎の府民開放などをめぐって、職場からは管理職を含め「府政をこのまままかせておいていいのか」という声が広がっていること。さらにその危うさが、小泉構造改革の破綻の連続でいっそう明らかになっていることが共通の思いになりつつあること。改革をめぐる情勢の変化にもかかわらず、依然小泉改革に固執し小泉総理から直々に推薦証をうけとり、民主党も2日後に「反転攻勢」といいながら山田推薦を相乗りで決めるなど矛盾が広がっていること。山田府政の5つの問題や府職労がなぜ知事選挙を大切にしてとりくむのかといこと。衣笠洋子さんの母親運動と府職労のかかわり、衣笠さんだからこそ職場の生きた力が発揮できること。当面の2・16府民大集会への参加がよびかけられました。

 
      
電子決裁は本当に必要か       
 

 学習会を終えて参加者からひとことアンケートが寄せられました。その一部を紹介します。
 
最近の仕事のすすめ方については
「フラット化で担当でないとわからず、故に議会待機が必要になっている。フラット化で上の責任がなくなっただけではないのか。」「電子決裁は拙速」「電子決裁は本当に必要か」「電子決裁は非実用的なシステム。机上の空論を無理矢理押しつけられた気がする」「予算や議会の超勤は異常だと思う。」「予算作業が昨年6月からスタートして、次は6月補正予算作業に向けての作業が待っている。同じ作業を年4回はしました。」「上の意見がコロコロ変わって大変」「労が多くて実が少ない。決定は上司の思いつきが優先されているようだ。」

      
毎日夜中にならないと帰れません  

 
超勤等については
●「夫も府の職員ですが、日々夜中にならないと帰ってきません。超勤はもちろんほとんどつきません。それ以上に睡眠が2〜3時間で、ふらふらと仕事に行き、事故も心配です。・・・最近は子供も父親のいない生活に慣れています。間違ってます」
●「仕事でギスギスすると人間関係もギスギスし、子育てしつつ仕事するのはどんどんやりにくくなっています。子どもの生活をゆったり見守りつつ仕事ができるような職場や人間関係がほしいです」
●「最近の仕事のすすめ方は、まるでトライアスロンですね」
●「深夜、土日なしのナポレオンの生活と嘆く職員は少なくない。その上、土日はただ働き!」

 
府民アンケートについては
●「3万人府民アンケートこそ、本当の府民目線であることをトップは素直に受け入れるべきです」
●「府民アンケートには府民の本音があらわれていると思う」
●「府政にやってほしいことが切実であるからこそ寄せられたもの。人事、財政当局にも、生の声を知らせてやれば事務当局なりに考えるのではないか」

 職場に生起する問題や要求を結集し、06春闘の職場要求づくり運動のなかで解決を迫るとともに、「府政転換で改革路線に待った!職場と府民の暮らしの現場から、府民と心かよう府政へ転換!」の大運動に全力をあげましょう。

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