第84回府職労臨時大会での来賓あいさつ

 府職労第82回臨時大会が1月21日開催されました。府職労佐井惇委員長はあいさつで、「今度の知事選挙は、憲法と地方自治をこの京都から、日本と全世界に発信させたい」「職員の心を、自分の心とできる衣笠さんと、職員の気持ちも理解できない、冷たい『官僚知事』との対決」「新しい歴史を刻むたたかいを、見事にやり遂げよう」と訴え。
 来賓として見えた衣笠洋子さんは、「 府民アンケートを見て背中を押されました。1つ1つ読んでいると涙が出てくるんですけれども、『ここに仕事がある』と思いました。今まで1母親で1女性に過ぎなかった私ですが、それを読んでいると『これで仕事ができる』『職員のみなさんの力や知恵を借りたら道が開ける』と思いました。 ストンと肩が軽くなり、『よしやろう』と力一杯出発できています」力強くあいさつ。

 こんにちは。知事予定候補者の衣笠洋子です。よろしくお願いします。蜷川府政28年、自民党府政28年、そして今年の区切りの知事選です。女性候補を選んだ「会」関係者のみなさんの知恵もスゴイと思いますが、決意した私もスゴイと思います。
 府民アンケート結果に背中を押されました。「ここに仕事がある」と思いました。これまで一女性、一母親に過ぎませんでしたが、府職員の知恵と力を借りたら仕事ができると感じ、肩の力がストンと抜けました。
 母親連絡会は要求の"デパート"のようです。もちろん平和は欠かせません。憲法が輝く京都をつくっていき全国、全世界へと発信していきたいと思います。シンディ・シーハンさんはその言動によって世界を揺り動かしていますが、私も1人の女性として負けてはいられません。
 いま、国の政治は本当に冷たいものがあります。先頃のBSE問題でも明らかなように、政府の仕事ぶりのいいかげんさが改めて明らかになりました。
 悪政からの防波堤が自治体の役割です。民主府政確立のために、力いっぱいがんばっていきます。

 小泉「構造改革」として強められる公務員攻撃が、国民生活そのものへの攻撃であることを暴露していきたいと思います。そのためにも府職員が府民のための仕事をいっそう追求するとともに、低賃金の末組織労働者のために、労組が立ち上がることが欠かせません。
 過去、8期18年間に渡って京都総評は府労働委員会の委員から不当に排除されてきました。現在、是正求める裁判をとりくんでいますが、最も確実な解決策は知事を変えることです。日本を戦争する国にする動きが強まっているもとで、衣笠憲法知事を実現するため全力をあげましょう。


 「構造改革」には、国民の命や安全を守るという視点がなく、本末転倒していることがBSE問題などで一層明らかになっています。国民に不幸をもたらす政治から、働くルールを守り地域を振興させる政治への転換が求められています。今、京都府は、府内市町村に対する「経営改革シート」を発表し、給与問題など、不当な介入を行なおうとしています。まさに地方自治の理念をゆがめるものです。府民のくらし、自治体労働者の働きがい、地方自治を守るために、春闘、知事選勝利へ共に奮闘しましょう。
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