京都府職員労働組合 -自治労連- Home 情報ボックス 府政NOW 京の写真館 賃金 料理 大学の法人化



2016年04月25日

「民主主義ってなんだ?」
都内でリレートーク

市民連合を応援する催し

 立憲デモクラシーの会などが呼び掛けた「民主主義って何だ?」と題するリレートークが4月14日、都内で開かれた。参院選での野党統一候補擁立を支援する「市民連合」を応援する催しとして開催。900人が詰め掛け、各界からの訴えに耳を傾けた。発言の要約は次の通り。

▲少数者の声聞くべき精神科医 香山リカさん

 民主主義とは「一人一人」でいられることだ。安易に人々を十把ひとからげにするのが安倍政権で、だからこそ「一億総活躍社会」などとデリカシーのないことが言える。

 熊本の地震後、差別的なデマがツイッターで流れた。少数者、弱者の声にこそ耳を貸すべきだが、現実にはそれと反対のことばかりが起きている

 一方で希望もある。今日、岡山ではヘイトスピーチへのカウンター(対抗)デモがあった。全国各地から集まった人たちが、(ヘイト側の)みにくい声を街に響かせないよう訴えた。この人々は、私たちの仲間であり、同時に、それぞれが大切な「一人一人」だと思う。

▲秘密主義は許されずアジア太平洋資料センター 内田聖子事務局長

 私は大分出身なので、地震の被害が心配だ。友人たちは「原発が不安だ」と言っている。震災に乗じた『ショックドクトリン』も懸念される。「緊急事態」を言い出す菅官房長官の言葉に注意を払いたい。

 5年間TPP(環太平洋経済連携協定)をウォッチしてきた。交渉過程を「黒塗り」にして文書を公開しない秘密主義は、民主主義と真っ向から対立する。国会で批准したら、恥じても恥じ切れない結果になる。TPP推進のモンサント社(米国)はベトナム戦争時に枯葉剤でもうけた会社。皆さんには戦争と経済の問題を考え続けてほしい。

▲政権への面従腹背を作家 島田雅彦さん

 (熊本の)地震を受けて、なお「川内原発は停止しない」と言っている政府こそ停止させたい。そんな政権への批判を自治体も民間企業の役員も自粛するようになっている。それでいいのかと言いたいが、既得権益を守りたかったら自粛するしかない時代だ。
 彼らには「面従腹背」という言葉を提示したい。ツラでしたがってハラでそむく。選挙は無記名で行われるのだから、自民党支持のふりをしながら反対票を投じることはできる。狂った犬は縛る必要がある。これからも粘り強く闘おう。(連合通信) 

府職労ニュースインデックスへ