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原発も戦争もいらない |
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福島県民から切実な訴え |
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「さようなら原発」「さようなら戦争」を訴える集会が9月22日、東京の代々木公園で開かれた。9500人(主催者発表)が参加し、「福島原発事故が収束していないのに、各地で原発を再稼働させるのは間違いだ」とアピールした。 主催したのは、「『さようなら原発』一千万署名 市民の会」。反原発運動全国連絡会や「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」が協力した。 集会には、避難を余儀なくされた福島県民から切実な訴えが続いた。原発事故被害者団体連絡会の共同代表2人の発言を紹介する(文責・編集部)。 ▲帰っても生活できない/長谷川健一さん 私は飯舘村に住んでいましたが、家族はバラバラになり、もう一緒に暮らすことはできないでしょう。 マスメディアは原発報道をしなくなりました。いまや(東京の築地市場の移転が予定されている)豊洲の報道一辺倒です。たまに原発が扱われたと思えば、復興が進んだ、除染が進んだという話ばかり。 飯舘は悲惨な状況にあります。汚染土を入れた黒いフレコンバッグが190万個もたまり、増え続けています。私の家の近くにある袋は今後10年以上置かれたままになるでしょう。 国は来年3月末で避難指示を解除し、帰ってくれと言っています。しかし、何の補償も約束もなく、自己責任で帰れというのはおかしいのではないか。確かにもう5年半もの避難生活は限界にきており、疲れに疲れている。だからといって被ばくに対する健康手帳も出さず、農業への補償もしないのでは、生活はなりたたない。 この現実を分かってほしい。原発は再稼働させず、なくしていく運動を大きな声で求めていきましょう。 ▲帰れなくしたのは誰だ/武藤類子さん 来年3月で福島県の住宅補助が打ち切られることになり、自力で避難している人たちはとても困っています。新たに家賃が発生すると、経済的に困窮します。やっと学校に慣れた子どもたちは転校せざるを得なくなります。次の転居先が見つからず、途方に暮れている家族もいます。 「住まいを奪うな」の声は切実です。このままだと避難者が切り捨てられます。支援が必要です。 自然豊かな福島に帰れるものなら帰りたい。しかし、安全で健やかに暮らせるのかどうか、躊躇(ちゅうちょ)せざるを得ないのが現実です。帰れなくしたのは一体誰なのかといいたい。 甲状腺がんの疑いのある子どもが174人いることが発表されました。詳細な検査をすべきです。子どもたちを支援してください。 まっとうな世界をつくっていきましょう。(連合通信) |
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