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2016年03月14日

診療報酬アップへ再改定を
医労連が白衣のアピール行動

全労連は格差是正へ決起集会

 日本医労連は3月8日、国会議員会館前で「白衣のアピール行動」を行った。診療報酬(2016年)と介護報酬(15年)のマイナス改定に抗議し、両報酬について緊急の大幅改定運動に着手するとアピール。夜勤の長時間労働の改善も訴えた。
 医労連は「安倍政権による社会保障の改悪は憲法25条で保障された生存権を脅かし、国の責任を放棄するもの。国民を医療から遠ざける内容だ」と批判している。

▲医療格差失くして

 北海道医労連の鈴木緑委員長は「患者さんたちはぎりぎりのところまで診療を我慢して、手遅れになってから病院に担ぎ込まれる人が少なくない」と現場の実態を報告。背景にある貧困をなくすこと、医療費の負担を軽減することをアピールした。

 参加者は国会に向けて、「医師、看護師を増やせ」「介護職員を増やせ」「診療報酬を削減するな」とコールを繰り返した。
 翌9日には政府交渉も行った。

■格差と貧困打開の春闘へ全労連などが総決起集会

 全労連と国民春闘共闘委員会は3月9日、都内で春闘の総決起集会を開き、2000人(主催者発表)の組合員が参加した。小田川義和議長は格差と貧困の打開を訴え、政治闘争にも積極的にかかわろうと呼び掛けた。

 安倍政権下で広がる格差と貧困に対し、全労連などは最低賃金の大幅引き上げや消費増税・社会保障の連続改悪阻止を求めている。小田川議長は、戦争法(安保関連法)廃止に向けた選挙での野党共闘が進められていることを紹介し、「こうした動きに労働組合は傍観者であってはならない」と訴えた。

 集会では全労協の金沢壽議長が連帯あいさつ。「3年目の官製春闘」などとやゆされている現状に触れ、「アベノミクスのために賃上げ要求するわけではない。安心して働き暮らしていける社会の実現に向け、正規・非正規を問わず大幅賃上げを勝ち取る闘いを」と強調。さらに「働く者や労働運動の責任として、安倍政権打倒の戦線をつくっていこう」と訴え、会場は大きな拍手に包まれた。

 広島県労連の代表は、最低生計費負担調査の取り組みを報告。「単身世帯では年収254万円、時給1400円は必要との結果が出た。好きな洋服を買ったり、たまにはちょっとリッチなデートもしたい。若者には希望が必要であり、最賃は全国一律1400円に」などと訴えた。(連合通信)

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