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2016年03月28日

最賃1500円で格差なくせ
エキタスが新宿で街宣

人間らしく誇り持って働きたい

 路上から最賃1500円を求める若者たちのグループ「AEQUITAS(エキタス)」が3月20日、東京のJR新宿駅前で街頭宣伝を行い、約700人の市民が参加した。軽快な音楽をバックにエキタスのメンバーや識者らが次々にスピーチし、人々の注目を集めた。

 中心メンバーの原田仁希さんは「低賃金で劣悪な働き方が職種、雇用形態にかかわらずどんどん波及している」と、若者を取り巻く雇用環境の悪化について語った。「今の若者はなんとか生き残るために働いている。でもこんなのはおかしい。本当は人間らしく誇りをもって働きたい。最賃1500円はそのためのささやかな要求です」と訴えた。

 自立生活サポートセンターもやい理事長の大西連さんも「母子家庭の平均就労年収は180万円。フルタイムで働いても暮らしていけない。最賃アップに加え社会保障の拡充が急務だ」。

 経済学者の水野和夫日本大学教授は「アベノミクスと日銀の政策は民主主義からかけ離れている」と批判。「最低賃金をいますぐにでも1500円に上げる180度の転換が必要だ」と語った。

 民主、共産、社民の代表も駆け付けた。共産党の小池晃参議院議員は「必要なのはトリクルダウンではなくボトムアップ」と提起。集会の最後には各党代表が檀上で手を取り合い、参加者は「経済イシューで野党は共闘」「経済にデモクラシーを」とコールを繰り返した。 (連合通信) 

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