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2016年11月15日

7割が時給900円以下
全教が調査

小中図書室の非正規職員

 全教は11月7日、公立小中学校の図書室で働く非正規職員へのアンケート結果を発表した。時給は751~800円台が最も多く、時給900円以下で働く人が7割近くに及んだ(図)。

 調査は2015年11月から16年3月にかけて実施。組合員が手渡しでアンケート用紙を配り、全国の377人が回答した。回答者のほとんどは女性。

 勤務日数は週5日が65%で最多。1日当たりの勤務時間は5時間が37%で最も多く、4時間が29%、8時間が24%と続いた。ダブルワークをしている人は15%で、6人に1人の割合だ。

 正規採用の希望があると答えたのは63%。うち約9割が「学校司書」としての採用を希望していた。仕事への要望を尋ねた設問では、「3年で市との契約が切れるので中途半端。子どもと本の橋渡しとなる存在の確立を進めてほしい」などの意見があった。

 文部科学省の調査によれば、公立小中学校図書室の学校司書配置率は近年上昇しており、16年度は6割近くに達した。しかし13年に全教が自治体に行った調査によれば、図書室で働く職員の大部分は臨時や嘱託などの非正規だ。

 全教学校図書館職員対策部の畑山和則部長は「『専任・専門・正規』の人員配置が必要。そのためにも、国・自治体の大幅予算増と賃金などの待遇改善が求められている」と指摘した。(連合通信) 

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