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戦争法案阻止訴え結集 |
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「安倍政権の暴走を止めよう」 |
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戦争法案阻止を訴え、幅広い団体と個人が毎週木曜日に国会前に集まる「総がかり行動」。6月4日には3度目の行動が行われ、約1400人がかけつけた。 労働組合からも、自治労連や全教、全水道、日本医労連、国公労連、国労などの組合員が参加。市民グループのメンバーらとともに、「安倍政権の暴走を止めよう」とアピールした。 大学4年生という「奥田くん」は、「あと少しで戦争する国になるかと思うと夜も寝られない。戦争しない国が好きなんです」と話していた。 ■「反安倍勢力結集で政権取ろう」/改憲派論客の小林節氏が提起 改憲派の論客として知られる慶応大学名誉教授の小林節さんが6月4日、東京九条の会主催の集会で講演し、「安倍首相らの蛮行に反対する勢力を一つにまとめ、政権を取り返そう」と呼び掛けた。 小林さんの持論は「侵略戦争は論外。日本が侵略の対象になった時、自衛のための戦争のみ認める」というもの。その上で、「自衛隊は海外で武力行使をしてはならない。日本ほど大きな国が70年間、海外派兵しなかったことは、まさに世界遺産だ」と訴えた。 安倍政権が解釈で集団的自衛権の行使を認めたことについては、「インチキ。知性と良心があればありえないことだ」と批判。安全保障関連法案(戦争法案)を整備する必要性に関しても、「一度も丁寧な説明がない。説明できる言葉も自信もないのだろう」と切り捨てた。 自衛隊を合憲と見るかどうかなど、憲法9条の解釈にはさまざまな意見があることにも触れ、「大きな敵の前で争っていては駄目だ。議論は政権を取り返してからにしよう」と述べ、安倍政権に反対するあらゆる勢力が結集しなければならないと強調した。 自民、公明の与党が議会で過半数を占めている現状を打開するための秘策も提案。「今は野党が協力しないことで自公政権に漁夫の利を与えている。民主、維新、共産も選挙協力をすればいい。安倍政権に反対する勢力で7割の議席を取ろう」と呼び掛けた。 ■「憲法9条を形骸化するもの」/宝田明氏が戦争法案批判 俳優の宝田明さんが6月4日に都内で講演し、海外での武力行使を可能にする安全保障関連法整備について、「時の内閣による憲法違反。『戦争しない』とうたった憲法9条の形がい化だ」と批判した。 東京九条の会が開いた集会での発言。 宝田さんは1945年8月、旧満州のハルビンでソ連軍の侵攻を目の当たりにした。病院や学校、公的機関は閉鎖され、在留邦人に対してソ連兵は暴行や略奪を繰り返し、まさに「無政府状態」だったという。「その時の悲鳴や情景が脳裏にこびりついて離れない。戦争とはいかに残酷なものなのか」と振り返った。 自身もソ連兵から銃弾を受け、死線をさまよった。そうした体験から、「貧富や貴賎に関係なく、人間は皆、命と尊厳がある。人を死に追いやる戦争は決してしてはならない」と力を込めた。 戦後70年間平和を守り続けてきたのは、二度と戦争をしないと誓った「国民の英知」によるものだと強調。「私たちには平和な日本を未来の世代に渡す責任と義務がある。そのために9条を死守しなければならない」と訴えた。(連合通信) |
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