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2015年 7月06日

「安保法制」法案の速やかに撤回、廃案を
非核の京都の会

内閣や自民党、公明党に抗議

 私たちは、核兵器のない世界を願い、非核三原則を厳守する非核の日本政府を求めている市民団体です。

 先のNPT再検討会議では最終文書を採択することができないまま閉会になったことは大変残念でした。とりわけ107カ国が賛同提案した「人道の誓約」にたいして、唯一の被曝国として、核廃絶の先頭に立つべき日本が、これに賛同しなかったことは、多くの日本国民の願いに背くことでした。私たちはこのことについて強く抗議します。

 ノーベル賞受賞者・湯川秀樹博士は、核兵器は人類と共存できないとして、核廃絶を強く訴えました。さらに核抑止論を批判し、核兵器の廃絶にとどまらず、その先に全面軍縮による戦争のない世界のヴィジョンを提示し、国家を超えた世界連邦の必要性を訴えました。そして日本国憲法が、まさにその理想を具体的に示した世界に誇る憲法だと高く評価していました。

 私たちは、かつて日本国が東アジアの諸国を侵し、多くの人びとを殺戮し、苦難を与えたことについて深く反省し、戦争をしないことを決意し、日本国憲法を制定しました。それから70年、日本は戦争をしない国として世界の多くの国々から信頼されてきました。

 今国会で審議中の一連の「安保法制」法案は、この輝かしい日本国憲法を踏みにじる悪法と言わざるをえません。また「核なき世界、戦争のない世界」を希求する世界の多くに人びとの願いに背き、東アジアの緊張を高めるものです。

 私たちは、NPT再検討会議における日本政府の姿勢に抗議するとともに、この憲法違反の一連の「安保法制」法案を速やかに撤回・廃案することを強くも求めるものであります。
015年7月2日
非核の政府を求める京都の会
常任世話人代表 望田幸男 

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