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「戦争法案今すぐ廃案に」 |
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総がかり実行委の呼び掛けで |
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市民ら3万人が6月24日、国会を包囲し、「戦争法案絶対反対」「安倍政権は今すぐ退陣」とシュプレヒコールを響かせた。国会は会期延長が決まったばかり。参加者らは廃案に追い込むまで闘い抜く決意を示した。幅広い団体・個人でつくる「戦争させない・9条壊すな! 総がかり行動実行委員会」が呼び掛けた行動だ。 作家の雨宮処凛さんは、「自衛隊員に『死ね』と命じる法整備であり、人の命を軽視する政策を許してはならない。何としてでも止めよう」と訴えた。 同委員会は、5月末から座り込み、毎週木曜日夜の国会前行動を続けている。参加者の声を拾った。 ▼9条は国民の願い/千葉県市川市の女性(50) このままでは海外で武力行使、戦争になってしまう。行動し、自分の意思を示したいと思い、先週木曜日に初めて参加した。 安倍首相は紛争地から避難する親子の絵を示したりして、「国民の命と幸福のため」としきりに言う。だが、法案の中身は米軍と一緒に戦争するもの。こういうごまかし、汚いやり方に憤りを感じる。憲法を「米国の押し付け」と決めつける人たちがいるが、9条は先の戦争を反省した日本国民の願いだ。 ▼参加者は皆同じ思い/東京都世田谷区の女性(54) テレビの前で指をくわえて見ているだけの自分が嫌になり、今日初めて参加した。国際紛争は戦争では解決できない。血を流さないようまず、外交で努力すべきだ。こんな法案絶対に許せない。ここに来ている人は、皆同じ思いのはずだ。廃案に追い込む。 ▼国民の声を聞け/東京都江東区の男性(78) 国民の声を聞け。俺は戦争は絶対反対だ。8歳の頃、近くの町が空襲を受け、燃え上がったところを目の当たりにした。今でもよく覚えている。平和平和と言いながら中身は武力の話ばかりだ。今の政治の理不尽さに腹が立ち、我慢ならず初めて参加した。選挙で勝ったからといって何でもやってしまう安倍政権が許せない。 ▼詭弁の「ゴリ押し」だ/東京都多摩市の男性(68) 定年まである中央省庁で法律に関わる仕事をしていた。仕事として法律を扱っていた人間として、憲法無視の法案は許せない。 自民党推薦を含めた3人の憲法学者が「違憲」と指摘したことで潮目が変わった。国会論戦においても憲法違反であることは明白だ。 何をどう説明しても詭弁のゴリ押し。私たちは政府に全権委任状を渡してはいない。このままでは民主主義でなくなってしまう。 ■国会周辺は終日「戦争案反対」の声 この日、国会周辺では朝から戦争法制に反対する行動が相次いで行われた。6月15日から続く「座りこみ」にも、自治労連本部役職員をはじめ各地方組織から参加者が相次いだ。座り込みと並行して、定例昼の国会行動が開催され、沖縄県労連の宮里武志副議長が「今、沖縄では沖縄戦の悲劇をまた繰り返してはならないという気持ちで満ち満ちています」と沖縄県民の戦争法制に反対する強い意気込みを語った。 また、午後からは、安保破棄中央実行委員会主催の署名提出院内集会が開催され、「米軍新基地建設中止を求める署名」「戦争法制の廃案を求める署名」など8万4578筆が提出された。主催者を代表して東森英男事務局長が「戦争法案を廃案にし、新基地建設の暴挙を中止させるためにたたかいをさらに広げていきましょう」と呼びかけた。(連合通信) |
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