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2015年10月06日

「安倍政権NO」と2万人
市民団体が東京で集会とデモ

「主権者が国会議員を動かそう」

 原発や安保法制、雇用・労働法制など安倍政権の進める政策に反対する市民団体主催の集会とデモが10月2日に都内で行われ、合わせて約2万人(主催者発表)が参加した。首都圏反原発連合のミサオ・レッドウルフさんが「参院選に向け、私たち主権者が国会議員を突き上げ動かしていきましょう」と呼び掛けると、会場は口々に「そうだ」と拍手や歓声で応えた。〈安倍政権の進める政策に怒りの声をあげる市民ら〉

 労組組合員のほか、SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)メンバーや「ママの会」の女性ら、さまざまな市民が参加。集会開始時刻には、会場に入りきれない人が周辺にあふれていた。

 安保法制をはじめ消費増税やTPP、沖縄米軍基地など12の問題ごとにリレートークが行われた。「消費増税で景気は一向に回復せず、アベノミクスの破綻は明確」「国会決議も国益も無視し、暮らしや人権、主権を壊すTPPはいらない」と安倍政権を批判した。
 集会後は日比谷から銀座に向け都心をデモ行進。参加者は「安倍政権は退陣を」などとコールしながら、色とりどりのプラカードを掲げ、沿道の会社員や通行人にアピールした。

暴走政府を取り替えよう政治学者の中野晃一さん

 10月2日の「安倍政権NO!」集会のなかで、政治学者の中野晃一さん(上智大学教授)がスピーチした。その内容を紹介する(文責・編集部)。

                                      ○

 安保法制反対のデモを通じて、私たち一人一人が個人として考え、声を上げました。そのこと自体に大きな意味があります。
 国会内で、私たちの代理人に過ぎない人たちが暴走して勝手なことをし、私たち主権者が立ち上がりました。そこに民主主義があります。国会は民主主義を(議員代表制で)「再現」しようとしているに過ぎず、その再現に失敗した連中は追い出すしかありません。

 安保法制反対デモの高まりや「法案賛成議員を落選させよう」という声が野党を応援し、(選挙での協力に向けた)話し合いが始まっています。尻を叩くことで、私たちの言うことを聞く代理人(国会議員)を送り出すことができます。

▲野党に踏み絵を

 安保法制、脱原発、TPP、雇用・労働法制、社会保障……さまざまな問題での安倍政権の暴走に対し、私たちは非暴力・不服従の運動に立ち上がっています。これは個人の尊厳、人間の尊厳を守る闘いです。

 野党はどっちにつくのか。国家権力の暴走にくみするのか、個人の尊厳を守る連帯の側にくるのか、はっきりさせようじゃありませんか。若い人が立ち上がり勇気をくれた。負けるわけにはいきません。〈連合通信〉 

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