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危ないのは9条だけじゃない |
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慶応大学の金子勝教授が訴 |
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「危ないのは9条だけではない」――。人間らしく生きる権利である憲法25条(生存権の保障)を守ろうと訴える集会が、10月28日に東京で開かれた。名付けて「生活保護アクション 25条大集会」。約4000人が参加し、呼び掛け人の一人、慶應義塾大学の金子勝教授は、生存権をないがしろにする安倍政権を厳しく批判した。以下に要旨を紹介する。 ○ 安保法制(戦争法)では一内閣が9条の解釈改憲を強行した。今も憲法53条の臨時国会開催要求を踏みにじっているという極めて異常な状況が続いている。 そして憲法25条という私たちの最低限の権利もあやしくなっている。憲法を無視し続ける安倍政権の独裁的な手法を直視しなければならない。 安倍政権は「一億総活躍社会」をめざすなどと言うが、66歳以上の高齢者は330万人、非正規労働者は2000万人以上、障害者は800万人、失業者は600万人いる。この状況下で、一体どのように一億総活躍しろと言うのか。 大企業が史上最高益を上げるなか、格差は広がり貧困が固定化されつつある。日本の餓死者は毎年約100人という状況だ。 生活保護バッシングで必要な支援に結びつかない現状がある。多くの人が自立し社会に関われる仕組みをつくっていくことこそ本当の総活躍社会のはず。25条を守るため、安倍政権と闘わなければならない。〈連合通信〉。 |
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