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2015年 9月07日

戦争法案反対で指名スト
岡山と倉敷の医療生協労組

80人が病院前でアピール行動

 戦争法案をめぐる国会審議がヤマ場を迎えようとしているなか、9月1日には日本医労連加盟の岡山医療生協労組と倉敷医療生協労組が指名ストを行った。組合員80人は8時半から30分間、非番の組合員とともに病院前で「戦争法案反対」を訴えた。

 この日、岡山県医労連は「どんなことがあっても廃案に」と早朝から主要交差点13カ所でアピール行動を実施。全医労4支部の組合員130人は、「白衣をふたたび戦場の血で汚さない」と書かれたチラシを配付した。

 医労連本部の三浦宜子書記長は「秋闘のヤマ場から外れたこの時期の政治ストは非常にハードルが高かったが、岡山では組合員の間で議論が深まったことが背景にある。経営側とも話し合いで問題の共有ができた」と話す。

▼「戦争法案は廃案に」/178職場で決議採択

 医労連は、戦争法案廃案に向けて職場決議を上げようと呼び掛けている。9月1日時点では、全国の101組合・178職場(1万336人)が決議を上げているという。

 全日赤の長崎原爆病院労組は、「国民の生命、財産を脅かす安保法案には反対します。国民の生命、声を大事にし、しっかりした議論を要求します」と決議した。えひめメディコープ労組の高齢者福祉施設あったか拓南は「命を守る看護師は戦争に反対です。人殺しは嫌いです」ときっぱり。岩手県医療局労組の県立中央病院4東病棟は「私達、人間の命を取りあつかう者として、けっして戦争は許されるものではありません。もっと一つの命に向き合った考え方を望みます。法案撤回してください」と訴えた。 (連合通信)

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