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2015年11月10日

長時間2交代がさらに増加
医労連の夜勤実態調査

3259病棟からの回答

 日本医労連は11月5日、「2015年度夜勤実態調査」の結果を発表した。長時間労働をもたらす「2交代制」病棟の割合が32・1%となり、かつてなく広がっていることが分かった。
 調査は毎年行っているもので、今年は3259病棟からの回答を集計した。
 それによると、2交代病棟の55・1%が16時間以上の長時間夜勤となっていた。2交代制職場や長時間夜勤の割合は増える一方で、医労連は「長時間夜勤に対する労働時間規制や回数規制がなく、野放し状態になっているため」と指摘する。

▼勤務間隔は超短時間

 勤務と次の勤務の間は少なくとも12時間必要というのがILO(国際労働機関)の基準。しかし、今回の調査では「8時間未満」が53・2%もあった。
 医労連は「睡眠時間さえ確保できない異常な状態」と指摘する。三浦宜子書記長は「勤務間隔の規制(インターバル規制)の実現はは私たちの強い要求です。看護師の睡眠不足・慢性疲労は、患者の命にとっても深刻な問題」と述べ、実効ある規制とそのための大幅増員を求めている。
(1)看護師など「夜勤交替制労働者の労働時間を1日8時間、勤務間隔12時間以上、週32時間以内」とし、労働環境を改善すること
(2)医師・看護師・介護職員などを大幅に増やすこと
(3)国民(患者・利用者)の自己負担を減らし、安全・安心の医療・介護を実現すること(連合通信)

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