京都・北山桟敷ヶ岳


出町柳−岩屋橋−志明院−薬師峠−桟敷ヶ岳

 北山・桟敷ヶ岳(895.9m)は賀茂川の源流で、その水は京都御所の用水として使われていました。北山では、山好きな人にとってポピュラーな山です。山頂の見晴らしはあまりよくありませんが、登る途中の尾根からは北山の峰々が一望できます。
 コースで一般的なのは、出町柳から京都バスに乗り、終点の岩屋橋で降り、志明院から薬師峠をたどるコースです。
 岩屋橋でバスを降りると左側に小さな岩屋橋があります。橋を渡ると緩やかな林道の登りになり、川のせせらぎを聞きながらゆっくりとのぼります。約30分で志明院に到着。ここからは少し急な登山道になり、左に志明院を見ながら登ります。約30分で薬師峠です。
 峠には六地蔵があり、4つのコースに別れます。以前は阿弥陀像を祀った小屋が建っていましたが、いまはありません。左のコースをとれば岩屋山、西に行けば大森の里、右にコースをとると桟敷ヶ岳。
 途中に岩屋山の修行僧の墓群があり、やがて分岐点に。そこを左に進むと尾根道に出ます。気持ちよく歩けるコースで、鉄塔の台地が現れ、ここからは北山の峰が一望できます。左を少し下ると再び尾根道になり、桟敷ヶ岳の山頂へとでます。 山頂からは狼峠へのコースとナベクロ峠を経て祖父谷、岩屋橋のコースに分かれます。 
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