腹の底から

憲法でいこう

戦争しない国を 戦争する国にしますか

発行・憲法9条・メッセージプロジェクト
 
 憲法をいろんな角度から語ったブックレットが完成しました。このブックレットのきっかけは「憲法の話ってつまらん?難しい?」とのイメージを払拭し、「とにかく読んでみよう」そして憲法について語り合おうというもの。
 巻頭に作家の瀬戸内寂聴さんが「戦いましょう 一緒に」と随想を掲載。メインは、存命中の京都知事時代に至る所で憲法について庶民の切り口で語った蜷川虎三さん名演説を収録。その一節を紹介しましょう。 「われわれのくらしの中に憲法はある。・・・婦人方も、政治的にもイデオロギーでも、いろんな考えがあるでしょう。けれども、われわれ大衆は、庶民は、憲法を生かすためにひとつになることによってのみ、自分のくらしを守ることができるし、高めることもできるんです」(1969年4月19日 )
 「私は憲法については、楕円形運動をするものだと言っています。円の中心は1つしかありませんが、楕円は2つあるわけです。1つは憲法が公布された11月3日、もう一つは憲法が施行された5月3日です。これを中心にして、もう一度憲法を考え憲法を腹に入れて、憲法によって仕事をしていきます」(1969年5月29日・憲法のつどい)
 いろんな場所でいろんな角度から憲法を語った蜷川さん、その「トラさん節」を大いに復元するときです。
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